世界貿易機関(WTO)の次期事務局長に立候補したユ・ミョンヒ通商交渉本部長が、米国の支持を協議するため、15日にワシントンを訪問する。16日に終了する選出手続きの第1ラウンドで、ユ本部長は5人に絞られる第1次候補群に含まれる可能性が高いことが分かった。
産業通常資源部は14日、ユ・ミョンヒ本部長が次期WTO事務局長の選出に関連し、15日~18日まで米国を訪問すると明らかにした。通商交渉本部は「米政府、業界および専門家らと協議するため」だとし、「今回の訪米は、WTO事務局長選出の第1ラウンドが16日に終わるタイミングを考慮し、米国とWTOの主要な問題および韓米間の多くの懸案を論議することが目的」だと説明した。政府関係者は「選出の第2ラウンドの準備を始めるときに米国を訪問する」としつつ「(選出に関連した支持・交渉の活動で)今が米国を訪問するのに適切なタイミングだと判断した」と述べた。全候補者8人の中から5人に絞られる今回の第1ラウンドの選出手続きで、ユ本部長が5人に含まれることが確実視されていると政府は予想している雰囲気だ。
第1ラウンドの手続きはすでに7日に始まっており、16日に終わる。WTOの164の加盟国ごとに第1ラウンドで選ぶ候補を4人まで提示し、5人を選出(3人脱落)する。続く第2ラウンドでさらに3人が脱落すれば、最終候補2人が最後の第3ラウンドで競合する。第1ラウンドの結果は、21日以降に発表されると言われている。第2ラウンドの日程はまだ決まっていない。最終選出は遅くとも今年11月初旬に行われる見込みだ。