本文に移動
全体  > 経済

NAVER、19日から「ニュースのコメント履歴」を全面公開

登録:2020-03-19 02:37 修正:2020-03-19 08:41
コメント作成者のニックネームとプロフィール写真も公開 
新規加入者は加入7日以降からコメント作成可能 
特定のユーザー遮断、悪質なコメントのAIフィルタリングも強化予定
NAVER社屋全景=NAVER提供//ハンギョレ新聞社

 今月19日からNAVER(ネイバー)ニュースにコメントしたユーザーのコメント履歴が全面公開される。ネイバーは18日、「悪質なコメントやアビュージング(クリック数を稼ぐため扇情的な報道や似たようなコンテンツを繰り返し送信すること)の試みを減らし、コメント本来の機能を強化するのが目的」と述べた。

 NAVERの新しいコメント政策の要点は、作成者のコメント履歴やニックネーム、プロフィール写真を公開し▽新規加入者は加入7日以降にコメント書き込みが可能となるということだ。これまではコメント履歴を公開するかどうかは作成者自身が選択できたが、これからは全面公開される。

 作成者のコメントリストを開くと現在掲示中のコメントがすべて表示され、ユーザーが自分で削除したか届出があって削除されたコメントは表示されない。その代わり、本人が最近削除したコメントの割合がコメント書き込み履歴で公開される。削除の割合を公開する理由についてNAVERは「悪質な書き込みをする人は、コメントを書いてすぐに削除する行為を繰り返す。こうしたユーザーを把握できる装置を設けた」と説明する。この他にも、これまでに書いたコメントの数や共感数なども提供される。

 会員情報に登録されたニックネームとプロフィール写真は、ニュースコメント集ページにも連動して表示される。IDの後ろの数字がマスキング処理されるが、前の4文字が同じでもニックネームと写真で別人だと区別できるようになる。新規加入者のコメント書き込みが7日間制限されるのは、加入後、短い期間だけコメント書き込みをして、すぐにIDを解約したり、休眠IDにしたりすることを防ぐためだ。ただし、会員加入後に実名確認手続きを進めれば、制限期間なしに即時ニュースにコメントを書き込むことができる。

 この他にもNAVERはコメント関連政策を強化し続けていく予定だ。特定のコメント作成者の書き込みを遮断する機能や、人工知能(AI)技術によって悪質なコメント作成者を判断し選別する機能も導入される。不快なコメントを繰り返す人を発見したら、その人のコメントをユーザーが自分で遮断できるようにするとともに、悪質なコメントをキャッチするNAVERの人工知能技術「クリーンボット」を強化し、「相手を侮辱する単語」から一歩進んで「文章の脈絡」を判断できるようにする。

チェ・ミニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/933142.html韓国語原文入力:2020-03-18 16:53
訳D.K

関連記事