本文に移動
全体  > 経済

一回の充電で最大385キロメートル…起亜自動車「ニロEV」発売

登録:2018-07-19 22:51 修正:2018-07-20 08:13
同級内燃機関車より優れた動力 
リアルタイム充電所表示・充電お知らせなど 
各種の電気自動車特化・安全仕様を搭載
起亜自動車が19日に発売した親環境専用小型スポーツユーティリティ(SUV)車両ニロの電気自動車モデルである「ニロEV」=起亜自動車提供//ハンギョレ新聞社

 1回の充電で最大385キロメートル走る電気自動車「ニロEV」が正式発売された。

 起亜自動車は、親環境専用小型スポーツユーティリティ(SUV)車両ニロの電気自動車モデルである「ニロEV」を発売したと19日明らかにした。最高出力は150Kw(204馬力)、最大トルク395N・m(40.3キロ・f・m)で、動力が同級の内燃機関車両より優れる。1回の完全充電での走行可能距離は64Kwhバッテリー基準で385キロメートル、39.2Kwhバッテリー基準で246キロメートルだ。車体の大きさは全長4375ミリ、全幅1805ミリ、高さ1560ミリ、軸間距2700ミリで、同級では最高水準だ。

 ニロEVには、電気自動車に特化した仕様が多様に搭載された。オーディオ・ビデオ・ナビゲーション(AVN)システムを通じて充電所情報を教える「リアルタイム充電所情報表示機能」とナビゲーション目的地設定時に充電所検索ポップアップ機能を提供する「充電お知らせ機能」が搭載された。また、充電時間と充電量を調節する「充電終了バッテリー量設定機能」、充電時間をあらかじめ設定する「予約・遠隔充電機能」を使える。自動で回生ブレーキの段階を制御して、バッテリー効率を上げる「スマート回生システム」と車両から発生する廃熱をリサイクルし、空調装置で消耗する電力を最小化する「ヒートポンプシステム」も搭載された。

 安全仕様としては、前方衝突防止補助(FCA)と車線離脱防止補助(LKA)、スマートクルーズコントロール(SCC)、運転者注意警告(DAW)が含まれた「ドライブワイズ」オプションが適用された。トリム(細部モデル)によって、後側方衝突警告(BCW)、ハイビーム補助(HBA)、高速道路走行補助(HDA)なども選択できる。トリムは、64Kwhバッテリー基準のプレステージとノーブレスの2種だ。起亜自動車は、税制恩恵後基準でプレステージが4780万ウォン(約475万円)、ノーブレスが4980万ウォン(約490万円)で購入できると明らかにした。ソウル基準の地方自治体補助金恩恵まで加えれば、プレステージは3080万ウォン(約300万円)、ノーブレスは3280万ウォン(約320万円)で購入できる。

 普段は車をあまり使わなかったり、市内への通勤を中心に使う場合には、走行距離が短い「スリム・パッケージ」(39.2Kwhバッテリー適用)も考慮できる。該当マイナーオプションの価格は、基本モデルに比べて350万ウォン程度安い。

 起亜自動車は、ニロEVの販売とともに、電気自動車特化サービスを強化すると明らかにした。電気自動車の専用部品に対して、10年・16万キロメートル保証を提供し、高電圧バッテリーの生涯保証プログラムを導入することにした。また、電気自動車専門整備サービスを、全国99カ所(直営18カ所、オートキュー81カ所)のサービス拠点で提供する。

チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/854005.html韓国語原文入力:2018-07-19 17:24
訳J.S

関連記事