登録 : 2017.07.27 22:47 修正 : 2017.07.28 17:30

好況記録更新の中 
半導体営業利益率は何と45% 
自社株83万株の買い入れを計画 
「第2四半期は1株当り700円」配当 
 
枯渇する“落水効果” 
雇用3700人減少 
協力会社からの購買額1.2兆円減少 
社会貢献事業も68億円縮小

サムスン電子が平沢事業場に建設中の半導体生産ライン=サムスン電子提供//ハンギョレ新聞社
 サムスン電子の半導体事業部門が、初めて8兆ウォン(8千億円)を超える四半期営業利益を上げた。営業利益率は何と45%に達する。だが、半導体の“スーパー好況”の陰で他部門の実績はかすんでいる。さらに雇用人員と協力会社からの購買費用も毎年減少していることが明らかになった。

 サムスン電子は27日、第2四半期実績として61兆ウォン(6.1兆円)の売上に14兆700億ウォン(1.47兆円)の営業利益を報告した。半導体部門の実績は眩しいほどだ。17兆5800億ウォンの売上に対し8兆300億ウォンの営業利益を出した。ディスプレイ部門も7兆7100億ウォンの売上に1兆7100億ウォンの営業利益を上げ、すばらしい成果を上げた。

 家電を含むCE部門と、スマートフォンを含むIM部門の成績は傾向が異なる。CE部門は、10兆9200億ウォンの売上に3200億ウォンの営業利益だった。最近7年間の第2四半期実績を調べると、今回の売上が最も低い。2011年(14兆ウォン)以後、第2四半期の売上は連続して減少した。今年第2四半期の営業利益率は2.9%に終わった。この日発表されたLG電子の家電事業部門(H&A・HE部門)が、プレミアム戦略で第2四半期の営業利益率が8.5%に達したことと対比される。

サムスン電子 年度別第2四半期営業利益推移//ハンギョレ新聞社

 IM部門は第2四半期に30兆100億ウォンの売上と4兆600億ウォンの営業利益を記録した。売上は昨年同期(26兆5600億ウォン)より増えたが、収益性は悪化した。2014・2016年には30兆ウォンに満たない売上にもかかわらず4兆ウォンを超える利益を稼いだ。サムスン電子の携帯電話の収益性を計る平均販売単価(ASP)は、2013年の289ドルから今年は230ドル台中盤まで下がった。中国のスマートフォン市場では、Huawei、Vivo、Oppoなどに押され6位(占有率3%)に下がった。

 この日開かれたカンファレンスコールでは「ギャラクシーS8などのスマートフォン販売が当初の予想より振るわない理由は価格のせいか」という質問も出てきた。サムスン電子無線事業部のイ・ギョンテ常務は「S8はS7より発売が遅れたが、同一期間の販売量を比較すればS7を上回る」と説明した。

 サムスン電子は、普通株67万株・優先株16万8000株の自社株を買い取り焼却する計画も明らかにした。今年1月に明らかにした年間9兆3000億ウォン規模の自社株買い・焼却により、上半期に5兆ウォン規模の自社株を焼却したことがある。サムスン電子は1株当り7000ウォン(700円)の第2四半期配当も決議した。配当金は2014年の3兆ウォンから2016年には3兆9920億ウォンに増えた。サムスン電子関係者は、カンファレンスコールを通じて「2018~2020年の株主還元政策は検討中であり、下半期に発表する」とし、過去3年間維持された配当政策が続く可能性も明らかにした。

 サムスン電子の株主フレンドリー政策とは異なり、雇用人員と協力会社購買費用・分かち合い経営費用は減少を続けている。サムスン電子持続可能経営報告書によれば、国内の雇用人員は2014年の9万9386人から2015年9万6902人、2016年9万3204人に減った。また、協力会社から製品とサービスを購入する費用も、2014年の139兆5000億ウォンから昨年は127兆ウォンに減少した。社会貢献事業など分かち合い経営費用は、2014年の5230億ウォンから昨年は4450億ウォンに減った。超大企業になったサムスン電子の、いわゆる“落水効果”が減少したわけだ。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-07-27 19:03
http://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/804562.html 訳J.S(1821字)

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