ギャラクシーノート3・ギャラクシーギア、三星(サムスン)‘アンドロイド独走’固めるか
ドイツ ベルリン 三星(サムスン)電子‘UNPACK’行事会場周辺は4日午後5時(現地時間)から、カッカと熱くなった。 7時に行事を始める予定だったが早くから長い列が出来た。 行事会場には2500人程度が入れるが、事前参加申請をしたメディア関係者は2700人を越えた。 この日公開されるギャラクシーノート3, ギャラクシーギアに対する関心がどれほど熱いか、ひと目で知れる場面だ。
この日公開された２つの製品はそのような期待に十分に応えるものだった。 ギャラクシーノート3は5.5インチだったノート2より大きい5.7インチFULL HDスーパーアモールド ディスプレイを採用した。
画面はより大きくなったが、厚さは8.3㎜で既存モデルよりさらに薄くなり、重さは168gでさらに軽くなった。 裏面には質感も見かけも革とほとんど同じプラスチック バッテリーカバーを採用し高級感を強調し、サイドの枠は縞模様の金属材質だ。 縫い取りをした革様の裏面はプラスチックという説明を聞く前までは当然に人造皮革だと思えるほどの質感だった。 クラシックなダイアリーや手帳の風合いを生かしたデザインであるわけだ。
裏面と画面を覆うカバーケースなどの色が非常に多様で風変わりな組み合わせを通じて‘自分だけのスマホ’を作れるようにした。 バッテリーは3200mAhでノート2と同じだが、使用時間は20%程度延びたと三星電子は説明した。 デザイン、性能共にノート2よりはるかに一歩進んだ。
さらに目につくのは進化したペンの使途だ。 既存のノート シリーズのペンは使途がメモをしたり絵を描くことに限定されていたのに比べ、ノート3ではペンを利用して多様な作業をできる‘エアーコマンド’を追加した。 ボタンを押したままペンを画面の近くに当てれば5つの主要機能が扇型にスマホ画面に現れる。 コンテンツをスクラップする‘スクラップブック’、自分が必要な大きさの窓を新しく作り、他の作業を同時にできるようにする‘ペン ウィンドウ’機能などは特に有用だと思われた。
三星はこの日、スマート時計‘ギャラクシーギア’も同時に発表した。 時計型アンドロイド機器であるギャラクシーギアは、いわゆる‘ウェアラブル’(着れる)スマート機器市場のための三星の初作品だ。
来年発売されると予想されるアップルのスマート時計より一足先に今月末 全世界同時発売される。 スマートフォンと無線で連結され1.63インチ画面を通じて時間はもちろんEメールや携帯メールなどを手首で直ちに確認でき、電話通話も可能だ。 1.9メガ画素のカメラは腕にギャラクシーギアをはめた時、前面を眺められるよう手首バンドに装着されている。 日常の場面を自然に撮影したり急場でメモができる道具として遜色ないように見えた。
体験ゾーンでギャラクシーギアをしばし使用してみると、色々な機能が無理なく作動し、デザインも良く市場性は非常に良好と思われた。 今後ギャラクシーギア APPストアを通じて色々なアプリケーションが追加開発されるなら、使途は無尽蔵に発展できるものと見られる。 すでに運動量を測定したり、ゴルフ場で残りの距離を知らせるアプリなどは開発されている。 三星関係者は「デザインが美しく現れファッション アイコンの役割を担えるようだ」と期待している。
一度充電すれば25時間程度の使用が可能だというが、毎日充電しなければならない煩わしさを消費者がどこまで容認するかがカギだ。 価格は299ドルと予想されるがスマートフォン補助機器にそこまでお金をかける消費者がどのくらいになるかも未知数だ。 三星としては色々な面で挑戦的な商品を出したわけだ。
三星はその間‘ファースト フォロワー’(素早い追撃者)戦略で全世界のスマートフォン市場1位まで上がった。 今後は‘ファースト ムーバー’(市場先導者)としての役割を果たさなければならない状況に至ったわけだ。 三星はギャラクシーノート3とギャラクシーギアを通じて、市場を先導するメーカーとしての‘一手’を見せた。 アンドロイドで当分は三星の独走体制が揺らぎそうになく見えた。
ベルリン/イ・ヒョンソプ記者 sublee＠hani.co.kr
訳J.S(1942字)
