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[私は農夫だ] 農作業は自然がすること、自分はただ手伝っているだけ

登録:2013-07-30 20:41 修正:2013-07-30 22:26
初歩農夫の日記

 7月初め、ちょっと遅れてジャガイモを収穫し、そこに豆の苗木を移植することで上半期の大きな農作業は一段落した。 年初から畑を作り農場の基盤施設を用意するのに無我夢中だったがようやく一息つける。 しかし、それもつかの間。 退屈だったカラ梅雨に続き、奇襲的な集中豪雨が繰り返される遅い梅雨が続いている。

 幸いにも雨による畑の被害は殆どない。 強い雨脚で倒れた唐辛子が数株、それまで収穫できずに腐ってしまったニンジンやエンドウ程度だ。 さつまいもと豆、唐辛子の芽を食べてしまう赤鹿の方が心配だが、一方では怠け者の私の代わりに芽欠きをしてくれるようで有難い。 そういえば春に移植したホウレンソウと不断草(アマナ)を探し出したのも赤鹿だった。 初めは葉をみんなかみ切って食べたようで心が痛んだが、来週来てみると適当な間隔をあけて良く育っていた。

 それより、もっと恥ずかしいことは今年のジャガイモ栽培ではないだろうか? これまで一度もジャガイモの収穫を心配したことはなかった。 いつも基本的にはうまくいく作物だと固く信じていたが、今年は収穫があまりに少なくて衝撃が大きかった。 ジャガイモは痩せた土地でも良く育って、種芋の芽だけ植えてもたくさん収穫できる救荒作物じゃないですか! 失敗の原因は色々あるが、何といっても半月以上遅く植えたこと、新しい畑だったので肥料が不足したこと、何よりも関心が不足したことが主な理由ではなかっただろうか。

 だが、すべての作物に失敗したわけではない。 昨年秋に植えた玉ネギは春の間に草取りと追肥周期をこまめにしたところ、家族、隣人に配ってもあまりあるほど収穫が豊かだった。 時期に合わせて雨がよく降ったことももちろん一因だ。 2月からベランダで育苗した唐辛子の苗木と3月初めにスチロフォームに四粒を入れて順に育てて移植したさつまいもは、梅雨の中でも良く育っている。 ただし唐辛子は苗を植える時にかける時間と誠意、成長状態を比較してみる時、むしろ畑に直播きする方が私には向いているようだ。 今年初めて植えた蔓荔枝(ツルレイシ・写真)はしばらく見回ることもできずに忘れていたが懸命にツルを伸ばして花と実を結んでいる。

 振り返って見れば、農作業は私ではなく自然が自らしてくれることで、私はただ手伝っているに過ぎないということを再び実感するのである。

パク・ジョンドク都市農夫

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/597683.html 韓国語原文入力:2013/07/30 18:17
訳J.S(1135字)

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