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イ・ヨンウ扶余(プヨ)郡守 "ロッテマート不許可の場合も"

登録:2013-05-15 22:24 修正:2013-05-16 07:06
郡-ロッテ、法廷攻防の可能性

 忠南(チュンナム)扶余郡(プヨグン)が中小商人らと葛藤を生じさせてきたロッテグループの大型マート開店を不許可とすることもありうるという意向を明らかにした。

 イ・ヨンウ(52)扶余郡守は15日「扶余郡と商人会、ロッテとの共生発展に対する円満な合意がなされなければ、地域商圏に及ぼす影響を考慮してロッテマートの開店を許可しない計画」と明らかにした。

 ロッテショッピングは2012年7月、扶余郡(プヨグン)窺岩面(キュアムミョン)の合井里(ハプチョンニ)に地下1階、地上3階規模でアウトレット売場を開設する内容の登録申請書を郡に出した。 ところがロッテ側は今年初めに事業計画を地下1階、地上2階に縮小する代わりに、地下1階にロッテマート(3700㎡)を、地上1・2階には店舗120店余りを備えたアウトレット売場(1733㎡)を開店すると郡に口頭で通知した後、先月22日に変更申請書を提出した。 郡は細部事業計画と店舗現況記載不備などの理由でロッテ側に今月31日までに書類を補完するよう要請した。 当初2008年忠南道(チュンナムド)と扶余郡(プヨグン)、ロッテが結んだ民間投資了解覚書にはマートの開店に関する内容はなかったとのことだ。

 郡とは別に、中央市場商人会はすでにロッテマート開店について中小企業庁に事業調整申請書を出した状態だ。 中小企業庁は事業調整審議委員会で最終決定を下す以前でも、事業調整申請を受けつけて営業の一時中止を勧告できるが、法的な強制力はない。 商人会は低迷した伝統市場の状況でアウトレットと大型マートが開店することになれば地域商圏の空洞化が起きることを憂慮し強力に反対してきた。

扶余郡では円満な合意がなされない場合、郡とロッテ間に行政訴訟などの法廷攻防も避けられないと見ている。

チョン・ジンシク記者

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/587684.html 韓国語原文入力:2013/05/15 21:18
訳J.S(896字)

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