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"新政府スタート前に食品価格を値上げしよう"

登録:2013-02-19 21:53 修正:2013-02-20 00:05
三養(サミャン)・大象(テサン)・CJ第一製糖など
小麦粉・キムチ・醤油類‘終列車値上げ’

新政府スタートを控えて食品会社が続々と飲食料品価格を値上げしている。

 三養は20日から小麦粉全商品価格を平均8~9%値上げすると19日明らかにした。 先月初めに価格をあげたCJ第一製糖(8.8%),東亜ワン(8.7%),大韓製粉(8.6%)に続き三養まで加勢し主要小麦粉業者がそろって価格を上げることになった。 同時に菓子とパンの価格も動揺している。 プリングルス(P&G所有)は代表製品であるポテトチップの価格を25日から10%ほど引き上げる計画だ。 ‘サムリツ’を通じて量産パンを出荷しているSPCは小麦粉と牛乳など各種原材料価格の上昇を理由に価額上昇を検討中だ。

 キムチ価格もやはり上がった。 業界1位の大象FnFの‘宗家’キムチ50種余りの品目は去る14日に平均7.6%ほど上がり、プルムウォンもやはりキムチ価格を7%内外上げる方案に沿って流通企業と調整中だ。 ドンウォンも価格値上げを検討中だ。

 食品価格の上昇は現政権の力が抜け、次の政府ができる前である今年はじめから醤油類と酒類からドミノのように広がっている。

 先月11日CJ第一製糖が小麦粉に続き醤油類の価格を7.1%上げた後、醤油市場を50%以上占有しているセムピョ食品も醤油出庫価格を平均7%ほど上げた。 大象も足並みをそろえて醤油類と調味料など主要7品目を8.4%ほど値上げして加勢した。

 酒類もまた昨年末にハイト真露が‘チャムイスル’を8.19値上げしたのに続き、先月17日にはロッテ酒類が‘チョウムチョロム’の出庫価格を8.8%上げて2大焼酎ブランドの値上げが完了した。 ウイスキーも15日ロッテ酒類が‘スコッチブルー’の価格を5.6%上げ、ディアジオ コリア、ペルノリカ コリアなど3大業者が価格値上げを全て終えた。 麴醇堂(クッスンダン)は来月1日‘百歳酒’の価格を6~7%ほど、果実酒漬け込み用焼酎11種の製品出庫価格を8%ほど上げる計画だ。

 韓国消費者院イ・キホン流通調査チーム長は「加工食品の場合、独占的な大企業が多く、簡単に価格を上げられる構造で政権交代期をチャンスと見て一斉価格値上げは家計に大きな負担となる恐れがある」と指摘した。

 匿名を要請したある食品会社関係者は「この間、原材料価格の上昇など値上げ要因が重なっていて、MB政府の物価管理で抑えられた価格が現実化されている側面もある」と話した。

クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/consumer/574656.html 韓国語原文入力:2013/02/19 21:20
訳J.S(1187字)

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