我が国と中国・日本の3ヶ国が20日‘3ヶ国自由貿易協定(FTA)’交渉開始を公式宣言すると発表された。 チェ・ギョンニム外交通商部FTA交渉代表は18日「明日(19日)国会外交通商統一委員会に報告した後に最終確定する予定だが、20日に交渉開始を公式宣言するということが基本的立場」と明らかにした。
交渉開始宣言は19日からカンボジアのプノンペンで開かれるアセアン(東南アジア国家連合)+3首脳会議および東アジア首脳会議(EAS)日程に時を合わせて行われる予定だ。 ただし韓・中・日3ヶ国首脳の共同発表に代えて3国通産長官会議による発表形式を取る可能性が高いと知らされた。 キム・ヨンジュン外交通商部通商企画広報官は「中国と日本の領土葛藤で両国首脳会談が開かれる可能性が低いと理解している。 そのために3ヶ国通産長官が会議を開き、交渉の開始を宣言するものと見られる」と語った。 企画財政部関係者も「首脳会談ではなく通産長官会議を通した方式で詰めの交渉をしている状況と理解している」と明らかにした。
これに先立ち去る5月に3ヶ国首脳は中国北京で開かれた韓・中・日首脳会談で今年末までに韓・中・日 自由貿易協定交渉を公式開始することで合意し、以後3ヶ国は数回の実務会談を行った。 韓国政府は去る10月、韓・中・日 自由貿易協定公聴会を開くなど交渉準備手続きを踏んできた。
イ・ヘヨン韓神(ハンシン)大教授(国際関係学)は「たとえ自由貿易協定の効果があるとしても多くの国と同時に協定を結べばその効果は減るはずだ。 退任を控えている大統領が国民的同意や合意も得ずに闇雲に始めれば国家利益の観点からも正しくない」と指摘した。
イ・ジョンフン、ノ・ヒョンウン記者 ljh9242@hani.co.kr