原文入力: 2012.05.31 20:48 (735字)
北朝鮮、昨年の中国との貿易89%占める
政府の対北朝鮮封鎖政策にもかかわらず、北朝鮮の貿易規模が大きく増えたことが分かった。KOTRAが31日に発表した‘2011北朝鮮の対外貿易動向’を見ると、北朝鮮の輸出は前年対比84.2%、輸入は32.6%増えたことが分かった。この数値は南北交易を除いたものである。
具体的には北朝鮮は昨年、63億1600万ドル(輸出27億8800万・輸入35億2800万ドル)を記録し、前年対比51.3%の増加傾向を見せた。品目別には輸出では石炭(11億7000万ドル)・鉱物(4億ドル)・衣類製品(3億9000万ドル)等が、輸入では原油など燃料(8億1000万ドル)・機械類(3億ドル)・電気機器類(2億7000万ドル)等が大きい比重を占めた。
最大交易相手国は中国で、昨年56億3000万ドル(輸出24億6000万・輸入31億7000万ドル)の貿易規模を見せ、全体の89.1%を占めた。 これは2004年48.5%のほとんど2倍に近い数値であり、最近急激に対中貿易依存度が高まったことを見せた。中国に続きロシア、ドイツ、インド、バングラデシュなどが2~5位の貿易国だった。
その反面、南北交易は政府の対北朝鮮封鎖政策で下落傾向を見せた。統一部の‘南北交易’資料を見ると、昨年は19億1225万ドルを記録し、2010年(17億1386万ドル)に比べて2億ドル近く減った。
北韓大学院ヤン・ムジン教授は「政府の対北朝鮮封鎖政策は全く効果がなく、かえって対中依存度を深めただけ」とし、「今からでも、効果がないことが明らかになった政策を放棄しなければならない」と話した。
イ・ジョンフン記者 ljh9242@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/535628.html 訳A.M