原文入力:2012/04/19 22:42(1392字)
マッコーリー韓国インフラ投融資会社はソウル地下鉄9号線と牛眠山(ウミョンサン)トンネル以外にも慶南(キョンナム)馬昌大橋、光州第2循環道路、大邱(テグ)4次循環道路(ポマル路),仁川国際空港高速道路など全国の主要地域14ヶの交通網に1兆7700億ウォンほどの投資約定をしている。
マッコーリーの母体(親企業)は‘インフラファンド’で収益を出すオーストラリア系金融グループだ。 インフラファンドは投資家の資金を集めて各国の道路や空港、港湾など大規模基幹事業建設に投資して施設運用から出る収益を分け合う。マッコーリーインフラは社会基盤施設に対する民間投資法に基づいて設立され2006年3月韓国取引所およびロンドン証券取引所に上場されたアジア最大規模のインフラファンドだ。 投資家構成は国内機関投資家61%、個人投資家21%、外国機関投資家18%で構成された。 主に持分参加方式の間接投資で利益を得る。 このファンドの資産運用を引き受けたマッコーリーインフラ資産運用は当初マッコーリーグループと新韓金融グループの合作会社形態で設立されたが、最近マッコーリーが持分を全て買い取った。
この会社の長期間・安定的収益を保障する源泉の一つは今は廃止された最小運営収入保障制だ。 政府が外国為替危機以後に民間資本を引き込んで社会間接資本を拡充するために導入した。 民間資本は数十年間にわたり運営権を保証され、投資費用を回収することができる。 予想したほどに通行量が多くなければ、政府が予想通行料運営収入の70~90%までを支援する。光州(クァンジュ)第2循環高速道路(1区間)の場合、光州市が2001年の開通初年度から昨年までマッコーリーが持分100%を保有している光州循環道路投資(株)に支給した補填金の総額が1008億ウォンに及ぶ。 特に通行量予測が狂ったために補填金は2001年の62億ウォンから昨年222億ウォンに大幅に増えた。
マッコーリー韓国インフラの収入はほとんどが利子収益だ。 光州循環道路投資(株)の事例を見れば、株式をマッコーリーに渡した後、施工当時に国民銀行から借りた元金を返すためにマッコーリーから貸し出しを再び受けた。 国民銀行の利率は7.5%だったが、マッコーリーは10~20%にもなり、毎年発生する運営収入は結局マッコーリーに入ることになる。 マッコーリーが持分60%を保有している天安(チョナン)~論山(ノンサン)高速道路の場合も2011年には利率が16%に達し、来年から2029年までは20%に上がる展望だ。マッコーリー韓国インフラが公開した損益計算書を見れば、去る一年間の利子収益は計1618億ウォンにもなる。
これに対してマッコーリー関係者は「光州の場合、変動金利を固定金利に変更する過程で金利が調整されたものであり、民間資本事業は事業初期にはほとんどが過多な借入れ金のために利子費用が支給され配当収益はまだない」と主張した。
パク・ヨンニュル記者 ylpak@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/529003.html 訳J.S