原文入力:2011/09/14 21:03(1155字)
パク・イムグン記者
群山(クンサン)近代歴史博物館・全州完板本文化館 開館
日帝強制占領期 群山の姿 再現・朝鮮後期の本 展示
←来る30日に開館する全北、群山市、蔵米洞(チャンミドン)近代歴史博物館の近代生活館では1930年代の群山の姿を見ることができる。群山市提供
全北地域に歴史を見回せる博物館と文化館が相次ぎ作られた。
群山近代歴史博物館は来る30日に旧都心地域である全北、群山市、蔵米洞で開館する。敷地8347㎡、延面積4248㎡の地下1階、地上4階規模で建てられた。2009年3月に着工し2年半を要した。
日帝強制占領期間の1930年代の群山の姿を再現したこの博物館は、設計当時 周辺近代建築物である旧群山税関をはじめ朝鮮銀行群山支店などとの調和を考慮し海と空などの自然色で特徴を生かした。
所蔵遺物は計4400点余りで、この内 市民が寄贈した遺物が2250点余りを占める。特に4ヶ国語(韓国語・英語・中国語・日本語)で展示物を紹介する音声案内システムを備えている。展示遺物にはチェ・ホ将軍の三寅宝剣と教旨をはじめとして群山市近海から出土した国宝級海洋遺物などがある。
子供体験館では遊び形態の展示物を観覧でき、近代生活館では群山内港など1930年代の群山に実存した建物を復元し当時の生活をのぞけるようにした。
キム・チュンギュ群山市博物館管理係長は「初めは遺物が非常に不足して大いに心配したが、市民の自発的な寄贈により困難なく開館できることになった" と話した。
朝鮮末期に刊行された本を見ることのできる完板本文化館も来月中旬、全北全州市(チョンジュシ)、校洞、韓屋マウルにできる。全州郷校付近に位置した完板本文化館は古代小説 春香伝(チュニャンジョン)と沈清伝(シムチョンジョン)、朱子大全、東医宝鑑など朝鮮後期 全州で刊行した本とその版本を保管し展示する。当時印刷した本450冊余りを保管しており、その一部を展示する。
敷地1147㎡、延面積374㎡の地下1階、地上1階規模で、L字形伝統韓式家屋として建設した。この文化館は全州市が建設し全州文化財団に運営を委託した。 全州文化財団は完板本文化館と共に、韓屋村(ハノク マウル)内にパンソリ文化館・扇文化館も来月同時に開館する。
これに先立ち来る21日には群山近代歴史博物館の開館を記念する<韓国放送>公開音楽会が群山月明総合競技場特設舞台で開かれる。 パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/496171.html 訳J.S