原文入力:2011-05-09午後09:02:40(1542字)
女性 人間の盾・武装したビンラディン… "米軍広報用ゲームと違うか" 批判
オンラインゲーム‘クマウォー(Kuma\War)’
[ゲームの世の中] オサマ、ビンラディンの死がゲーム商品として登場している。ビンラディンが死んで僅か1週間後に彼の射殺作戦を扱ったオンラインゲームが出てきた。
米国のゲーム会社が作ったオンラインゲーム‘クマウォー’(写真)は最近、ビンラディン射殺作戦を扱ったコンテンツを追加した。‘クマウォー’は世界各地で起きたテロと紛争をゲームに再構成した銃撃戦ゲームだ。実際の事件を再現しコンテンツに追加する方式でサービスされ、今までに100ヶ余りのエピソードが出てきた。利用者は各エピソードをオンラインでダウンロードし楽しむことができる。エピソードごとに実際の事件に参加した兵士のインタビューや関連映像を見ることができ、戦闘場所と具体的戦術なども再現されている。
事件を再構成した結果、エピソードの度に論難も多かった。1996年北韓の‘江陵潜水艦浸透事件’を扱ったエピソードも入っていたし、この他にフセイン逮捕作戦、アルカイダ核心幹部アール ザルカウィ射殺作戦など、米軍がテロリストを懲らしめる内容が多い。最近107番目のエピソードとしてビンラディン射殺作戦を扱い論難にまた火がついた。
敏感な事件を扱ったゲームであるのに十分な検証もなくコンテンツを出したという指摘もある。それまで一方的証言を土台に再現された内容だとして米軍広報用ゲームではないかという批判も受けている。利用者は米国特殊部隊側でビンラディンの隠れ家を急襲し射殺する任務を任される。ゲームはパキスタン市内にあるビンラディンの隠れ家を再現した。利用者は他のチーム員らと共に建物1階から潜入し2階にいるビンラディンを射殺しなければならない。
実際にゲームをしてみると問題のある場面が多い。ビンラディンの部下の中に女性が多く、彼らはビンラディンを守るために身代わりとして死ぬ役割として登場する。ビンラディンは銃で利用者に相対し戦い、結局 射殺される。ビンラディンが女性を人間の盾として使い、銃を撃ち抵抗したという米国の初期発表をそのまま反映したのだ。時々、非武装民間人らを殺す場面もあり論難が予想される。ビンラディンの死から僅か1週間後に出てきたゲームでありグラフィックも粗雑だ。キャラクターの苦しい動きは最近出てきた銃撃戦ゲームに比べてかなり遅れた様子だ。好奇心で1,2度してみる価値はあるが、永くできるゲームではなかった。米国内の消費者の反応も交錯している。ビンラディンの死を商業化させるものではないかという意見とテロリストの死をゲームで代わりに体験でき痛快だという意見が対抗している。クマウォーはインターネットでダウンロードし7日間は無料で楽しめ、その後は有料決済をしなければならない。
ビンラディンが米軍基地に向かって自殺爆弾テロを敢行する姿を扱ったフラッシュ ゲームも出てきた。スマートフォン ゲーム‘フォーリン フレッド’はビンラディン キャラクターを新たに追加したバージョンを新しく出した。このゲームはキャラクターを絶壁から落とし、安全に着地させる方式のゲームだが、中間に設置された障害物に引っかかれば腕と脚がバラバラになったり、身体が粉々になるなど表現が残忍だ。 イ・トクキュ<ベータニュース>(betanews.net)記者