今度は準々決勝だ。
サウジアラビアに劇的なPK戦で勝利を収めたサッカー韓国代表チームは、来月3日午前0時30分(韓国時間)、オーストラリアとのアジアカップ準々決勝に臨む。「花金」から週末へと移行する時間。サッカーファンが観戦するには良い時間帯だ。
ところが、韓国とオーストラリアは試合で戦う前から条件が異なる。オーストラリアはすでに2日前、インドネシアに4対0で快勝し、余裕を持って準々決勝に備えている。一方、韓国はサウジアラビアと延長戦まで120分間、熾烈な戦いを繰り広げた。オーストラリアは試合まで中4日であるのに比べ、韓国はわずか中2日で試合に出なければならない状況だ。しかも、オーストラリアは今大会の出場国の中で体格が最も良いチームだ。
サッカー韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督はサウジアラビアとの試合が終わった後、これについて「グループ1位になれなかった代償」だと語った。
体力問題にどのように取り組むつもりかという質問に、クリンスマン監督は「残り時間が少ないとは思わない。違いを作り出せる長い時間」だとしたうえで、「今日の勝利がチームのムードに肯定的で明るいエネルギーを与えるだろう。この選手たちと一緒にいるのが幸せだ」と肯定的に答えた。さらに決勝トーナメント2回戦に進んだ両チームが試合に臨むまで、2日間の差がある日程に問題があるのではないかという質問には「不満はない」と語った。
クリンスマン監督は、最も敏感な質問について再び説明した。「私たちが日本を避けるためにグループ2位になったというが、全く違う。グループ1位になって、このような日程を避けたかった。グループ1位になれなかったため、(このような日程を)受け入れるしかない」と話した。
優勝について、クリンスマン監督は「(サポーターたちに)優勝を約束したことはない。サッカーに当たり前のことはない。私は韓国のサポーターたちに優勝という目標を持って大会に臨むと言っただけ」だとしながらも、「私たちの能力、資質、チームとしての姿を見れば、十分優勝できるチームだと思う」と強調した。