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「イカゲーム」のバラエティ版?… 「フィジカル100」、ネットフリックスで世界1位

登録:2023-02-11 06:24 修正:2023-02-11 09:29
「フィジカル100」のワンシーン=ネットフリックス提供//ハンギョレ新聞社

 オンライン動画配信サービス(OTT)のネットフリックスのオリジナルバラエティ番組「フィジカル100」が世界1位の座に就いた。グローバルOTTコンテンツ順位集計サイトのフリックスパトロールによると、「フィジカル100」は10日(韓国時間)基準で、オーストラリアやオーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、シンガポールなど30カ国以上で1位を占め、ネットフリックスのTV番組部門で世界1位を記録した。韓国のバライエティ番組が世界1位になったのは今回が初めて。

 先月24日に初めて公開された「フィジカル100」は、性別や人種に関係なく「最高の体」を探すサバイバルのバラエティ番組で、参加者100人のうち優勝者は賞金3億ウォン(約3090万円)を手にする。

フリックスパトロール画面のキャプチャー//ハンギョレ新聞社
「フィジカル100」のワンシーン=ネットフリックス提供//ハンギョレ新聞社

 体操韓国代表のヤン・ハクソン選手、冬季五輪スケルトン金メダリストのユン・ソンビン選手、格闘技のチュ・ソンフン(秋山成勲)選手、レスリング女子韓国代表のチャン・ウンシル選手、運動ユーチューバ―のシム・ウトゥム、ボディービルダーのキム・チュンリなど、多様な職業群の人々が出演し話題になっている。回を重ねるごとに出演陣のスポーツマンシップが好評を博し、ブームを牽引している。

 7日に開かれた記者懇談会で、「フィジカル100」を演出した「文化放送(MBC)」時事教養局出身のプロデューサー、チャン・ホギ氏は、クエストの結果に承服する出演者たちの堂々としていて公正な態度を人気の要因の一つに挙げた。「競技の過程と結果によっては参加者たちが互いに悪感情を抱くケースがあるにもかかわらず、ベストを尽くした人々だけが見せる表情で挨拶する姿が印象的だった」と語った。

「フィジカル100」のワンシーン=ネットフリックス提供//ハンギョレ新聞社

 大衆文化評論家のキム・ボンソク氏は本紙との電話インタビューで、「基本的に韓国のコンテンツは人気が高い。また、体で行うゲームは受け入れられやすい。ぶら下がり、ボールの奪い合いなど肉体を活用したシンプルな試合方式に1対1やチーム間の競争を取り入れ、視聴者の興味を刺激した。韓国が一番得意なのがこのような競争コンテンツ」だと指摘した。

 「イカゲーム」を連想させる舞台装置や音響も人気の要因の一つだ。「イカゲーム」のサウンドトラック制作に参加したキム・ソンス氏、防弾少年団(BTS)のワールドツアーコンサートの舞台デザインに関わったユ・ジェホン氏、映画『パラサイト 半地下の家族』や『オクジャ/okja』などで衣装を担当したチェ・セヨン氏などがそれぞれ音楽監督、舞台監督、衣装監督として制作陣に加わった。

パク・ミヒャン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/1079208.html韓国語原文入力::2023-02-10 17:58
訳H.J

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