原文入力:2009-08-25午前07:19:14
悪夢’ 振り払おうと超緊張…“秒読み段階 予測困難
”発射後 9分 衛星分離…40分 軌道進入 最終確認
オ・チョルウ記者,キム・ミンギョン記者
←韓国初の宇宙発射体ナロ号(KSLV-1)の発射を翌日に控えた24日、全南,高興郡,外羅老島,ナロ宇宙センター発射統制指揮所で研究員たちが最終リハーサルをしている。 韓国航空宇宙研究院提供
24日外羅老島の天気は良かった。5日前に発射中止の衝撃を受けた全南,高興,ナロ宇宙センターで、韓国・ロシア技術陣は発射を翌日に控えたこの日、発射予行練習を兼ねた現場点検に緊張した一日を送った。宇宙センター周辺では再び統制が強化された。
■ナロ宇宙センター緊張の中で
この日の発射予行練習は午前11時頃から発射台に装着されたナロ号を中心に6時間余りにかけてなされた。午後5時頃からは韓・露の技術陣が予行練習点検結果を分析する会議を開き、発射準備を総点検した。宇宙センター内の雰囲気と関連して航宇研関係者は「寄宿施設が充分でなく数ヵ月間に研究者たちの疲労とストレスが蓄積したが、また気持ちを充電し超緊張状態で発射運営手続きに従い作業を進行している」と伝えた。
発射日を控えて峰来面のナロ宇宙センターに向かう町角には発射成功を祈る横断幕が再び掲げられ、発射の瞬間を見ようとする一般人の足もせわしくなっている。宇宙センター周辺では警察による通行制限と出入り統制が行われている。
■ “今度は発射中止がないように”
去る19日の‘悪夢’は全て雪がれなかった。ナロ号が初めて発射される発射体という点で、発射体だけでなく自動発射ソフトウェアでも予想できない問題が起きえるためだ。キム・チュンヒョン教育科学技術部次官も「発射体というものは完全成功を担保して発射することはできない」として「(秒読み段階で自動発射プログラムにより)安全問題が発見されれば発射が中止される可能性はある」と話した。すでに実際状況で検証された7分56秒以前よりは、その後の秒読み段階でより大きい緊張を呼び起こすものと見られる。
発射秒読み段階で発射体の部品・装置状態を点検する自動発射プログラムに対する憂慮もある。このプログラムは韓国側が開発した上段点検ソフトウェアとロシア側が開発した1段目の点検ソフトウェアを結合して作られたが、実際状況で使われるのは今回が初めてだ。したがって予想できない弱点があらわれることもありうる。
■ ‘発射成功’ 確認いつ?
ナロ号の衛星分離は9分間でなされるが、衛星の軌道進入は飛行追跡などデータの分析がなされ発射40分後ぐらいに最終確認されるものと宇宙センターは予想している。発射成功は1段目の離陸・飛行,衛星保護覆い(ペアリング)分離,1段・2段分離,衛星軌道進入など段階別任務が完遂されなければならないが、1段目の飛行以後にも失敗を味わった事例がかなり多く9分間の飛行中も安心できない状況だ。
発射成功率は予測しにくいと専門家たちは話す。ある専門家は「宇宙発射国家の初発射での成功率は27%ほどであり低いという統計があるが、宇宙発射先進国のロシアの助けでなされたナロ号には格別意味ない数値」と話した。だが最近1段目の燃焼試験と自動発射ソフトウェアで相次ぎ誤りが発見されロシア新型ロケットである1段目をどれくらい信じられるかという憂慮も大きくなり、成功はより一層占うのが難しくなった状況だ。
オ・チョルウ,高興/キム・ミンギョン記者cheolwoo@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/science/scienceskill/372938.html 訳J.S