‘不法ダウンロード’、決済せずに有料アプリの利用が可能?
中学生イ・某君はiPhoneを使い続けてきたが、1年前にアンドロイド携帯に変えた。 理由を尋ねてみると「不法ダウンロードができるじゃないですか。 私が一番遅く移ったと思います、友達はもっと前から皆乗り換えましたよ。」iPhoneのOS(iOS)は‘脱獄’をしても不安だが、アンドロイドにはそのような心配が全くない。 いわゆる‘プルタ’(不法ダウンロードのこと)が自由自在というのが長所だということだ。
どのくらい多くの子供たちが‘プルタ’をしているかと尋ねたところ「ほとんど」と言う。 対象はゲームとアプリだけではない。 放送・映画・漫画などの人気コンテンツも同じだ。 国内スマートフォンのOS比重で、アンドロイドは90%を超える。
子供たちのアプリ‘プルタ’にどんな理由があるのかが気になった。 すると予想もしない返事が返ってきた。 購買決済をしなくても有料アプリを利用できるのが‘プルタ’の主な動機だと思っていたが違った。 ティーンエージャーのプルタ動機はより複合的だった。 お金をかけずに無限にアイテムを手に入れられたり、簡単に高いレベルに上がれるアプリは‘プルタ’を通じて可能だった。 ‘キョルク’(決済クラッキング)アプリや、最後まで簡単に破れる‘バグ版アプリ’を専門サイトを通じてダウンロードする方式だ。 子供たちは足りない小遣いのために、または、最後までゲームを攻略したいが時間がないためだと‘プルタの動機’を説明した。
ゲームを開発した企業等は、ゲーム内容の中で各段階に適合した武器などのアイテムを購入したり取得して使うようにして、1レベルずつ上がることにプレーヤーが相当な時間と努力を傾けるように設計している。
子供たちは時間とお金が足りなくて、全てのレベルを撃破して‘攻略’したい欲望はある。 1階段ずつじわじわと進めて頂上を味わうように大人たちは作ったが、急いでいる子供たちはそのような設計意図に従わない。
子供たちは両親たちが考えるよりはるかに多くのアプリに接していて、自分たちだけの経路を通じて両親たちがよく分からない目的でアプリをダウンロードしている。 大人の目で見た時、過程を短縮して何らかの目標に容易に到達しようとする子供たちの態度はよく理解できない。 だが、道に迷った時だけ戻るように、近道が分かっていれば近道が大路になるのが道理だ。
コ・ピョンソク 人とデジタル研究所客員研究員