原文入力:2012/06/06 20:49(1063字)
6月抗争25周年記念コンサート
"40年前の青春歌で世代共感"
‘健全でない’という理由で放送と流通が禁止された1970年代の昔の歌がインディバンドの感覚で新たに生まれかわる。
民族問題研究所が主管し‘6月抗争25周年行事国民推進委員会’が主催する‘インディバンドが歌う70年代禁止曲コンサート’が来る8日と10日、それぞれソウル弘益(ホンイク)大前遊び場・クラブとソウル、中区 貞洞(チョンドン)道で開かれる。 公演の副題は‘フリーダム(Freedom) 610-禁止を禁じる’だ。
今回の公演は6月抗争25周年を記念して維新40周年を記憶する場だ。
1972年10月、維新直後に朴正熙大統領はいわゆる‘不穏歌謡’を選定し放送はもちろんレコード販売まで禁止した。 健全な社会の雰囲気を作るという名目だったが、政権に批判的な歌を遮断する意図が大きかった。 禁止曲はほとんど1987年6月抗争以後‘解禁’されて世の中に出てきた。
今回の公演で歌われる10曲余りの‘禁止曲’の禁止理由は多様だ。 1983年公演倫理委員会が整理した禁止曲目録集などによれば、"不信を助長し唱法が低俗だ" (キム・チュジャの‘嘘だ’), "歌詞が低俗だ" (シン・ジュンヒョンの‘美人’), "思想が不純だ" (ハン・テスの‘幸せの国へ’), "歌詞が退廃的だ" (イ・チャンヒの‘それは君’), "虚無主義を助長する" (ヤン・ヒウンの‘叶わぬ愛’)等の理由で禁止曲を選定した。
今回のコンサートでは計17のインディバンドが70年代の禁止曲を新たに編曲しリリースする予定だ。
コンサートを企画したソ・ウヨン民族問題研究所歴史館建設委員会事務局長は「今は誰もが自由に楽しむ歌を、当時はなぜ歌えないようにしたのか、抑圧的な維新時代を振り返る機会になるだろう」と話した。
コンサートに参加する歌手ソン・ビョンヒ氏は 「代案文化運動をする弘益大前インディバンドが30~40年前の青春が歌った歌を再び歌って世代共感をしようという趣旨」と話した。
年齢制限なしで誰でも無料で公演を観ることができる。 問い合わせは(02)3709-7691,ホームページstart610.or.kr
イ・ギョンミ記者
原文: 訳J.S