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キム・ヨナ教育実習はショー…大学が過ちを教えている

原文入力:2012/05/25 11:27 修正:2012/05/25 17:43(1187字)

ファン・サンミン延世大心理学科教授が、キム・ヨナ選手が教育実習をしていることに対して「ショーをした」と批判し、論難がおこっている。

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ファン教授は22日、 キリスト教放送(CBS)ラジオ「キム・ミファの皆さん」に出演して「誠実とは、決まったことを倦まず弛まずしっかり行うということ」と述べ、「ところが (キム・ヨナ選手が) 教育実習をまじめに行ったことはない。教育実習を一度行ったというより、ショーをしたと表現するのが正確な表現」と語った。

さらに、「教育実習は単に高校に行き、見学することだろうか」と言いながら「スポーツスターに多くの恩恵を与えながら、過度に特定のスポーツスターを英雄視することは、少しは後進国的な行動ということを思ってくれなければならない」と指摘した.

彼はまた「一般の教師たちには、有名だと顔を一度見せて教員免許状を取得しに行くのが、どんな風に映るのか」、「キム・ヨナ選手の親や学校が、キム・ヨナ選手に過ちを教えている」とまとめた。

ファン教授は「大学が教育機関であることを放棄して、一般企業のように広報をするレベルに堕ちた」と、大学がマーケティング手法でスターを活用する行為に対しても批判した。

しかし彼は、このようなことがキム・ヨナ選手個人の問題にはとどまらない点も強調した。ファン教授は「この社会で (学歴は) 、自分が他人に無視されずに生き残りのため、自分がこの社会で成功して出世するために必要な、まるで矛と盾のような武器」と言いながら「そんな心理で大学に入る」と言った。

これに先たち、チョン・フィジュン東亜大学スポーツ科学部教授も22日、プレシアンに寄稿した記事で、キムヨナ選手の教育実習を批判した事がある。チョン教授は「私を含む多くの国民がキムヨナが好きで、彼女に有難みさえ感じる。富と名誉と人気を一身に得た彼女には、充分にその資格がある」と前置きしたうえで、「しかし、国民が好きだからといって、4年間の大学生活に手を抜いて卒業状を取っていく資格まで得たのではない」と書いた。

引き続き彼は「キム・ヨナの活動は、高校生の時のスーパースターになった彼女より、マネージメントの責任が大きい」と言いながら「オールザットスポーツ(ATスポーツ)が キム・ヨナの教育実習さえ金儲けの機会にしたこと」が真の問題と指摘した。

一方、高麗大学体育教育科4年生であるキム・ヨナ選手は、今月8日からソウル江南区チンソン女子高で教育実習をしている。

チン・ミョンソン記者 torani@hani.co.kr
原文:https://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/534623.html 訳 M.S