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映画の街 忠武路 ‘過去の栄華’ 再び享受するか

原文入力:2009-03-21午後02:23:39
博物館設立・スター茶房 復元推進…映画祭予算 2倍に

キム・ギテ記者

←忠武路を代表するソウル,中区,草洞の旧 明宝劇場が中間規模公演場としての再開館を控え詰めの内部工事を行っている。20日、旧 明宝劇場前の様子. イ・ジョンア記者leej@hani.co.kr

‘映画の街 ’忠武路が過去の名声を取り戻すことができるだろうか?
ソウル,中区庁は「昨年5月閉館した旧 明宝劇場建物を取得し、映画振興館と映画企画会社のための事務室などを創る計画」と20日明らかにした。中区庁は最近こうした計画をソウル市に提案した。忠武路を去った映画企画会社と映画関係者に価格の安い作業空間を提供し、忠武路に活気を吹き込むというのが中区庁の腹案だ。中区庁関係者は「旧 明宝劇場は忠武路の中心に位置し映画振興館などに活用するにはあつらえ向き」と話した。旧 明宝劇場の所有主はシン・ヨンギュン映画俳優協会名誉会長だ。

中区庁は続けてジンコゲ食堂から旧 スカラ劇場を経て明宝劇場まで180mの区間を‘忠武路映画の街’として再造成するという野心に充ちた計画もすでに発表した。映画人たちのサランバン(社交場)の役割をした忠武路3街の‘スター茶房’の復元も推進する。この喫茶店は映画俳優ファン サイン会のようなイベント場所などとして活用される。スター茶房は1960~80年代に映画関係者たちで賑わったが、86年に門を閉めた。今は書店と喫茶店が位置している。ソ・ソンマン ソウル市文化政策課長は「忠武路一帯に対する総合的な計画の中で旧明宝劇場引受やスター茶房の復元などを検討する」と明らかにした。

忠武路国際映画祭の規模も拡大する。中区庁が主催する今年の第3回映画祭からは、ソウル市が参加して予算も昨年の二倍の80億ウォンに増えた。ソウル市と中区はこれを釜山映画祭と肩を並べる大型国際映画祭に育てる計画だ。チュ・ソンジェ慶煕大教授(地理学)は「忠武路は映画会社や劇場らの変化に対応できず古びた空間として残った」として「しかし相変らず旧都心としての潜在力と可能性が大きい」と話した。

忠武路は明洞の中央郵便局横から始まり中国大使館と世宗ホテル,極東ビルディング,中部警察署,毎日経済新聞社,中区庁を通る長さ1700m,幅10~20mの道路だ。日帝時代には本町(ホンマチ)通りとして最も繁華な日本人街であり、解放後に明宝劇場付近で生まれた李舜臣将軍の諡号を取って忠武路という名前がついた。映画の街としての忠武路は普通、大韓劇場と旧スカラ劇場,旧明宝劇場がある忠武路3街一帯を言う。一時、韓国映画の中心地であった忠武路は90年代中盤以後、映画企画会社らが江南に移りスカラ劇場と明宝劇場が門を閉めて衰退した。

キム・ギテ記者kkt@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/345411.html 訳J.S