原文入力:2011-01-10午後08:56:02(1061字)
我が国と日本の国防長官が昨日ソウルで会談をした。両長官は国軍と自衛隊の間に情報保護協定と相互軍需支援協定を結ぶことについて意見を交換したという。互いに意見を打診する‘原論水準’だったというが、とにかく両国間で軍事協定議論が公式に始まった。
韓-日軍事協定は何より日本の軍事的膨張を正当化するという点で問題がある。日本政府は自衛隊の活動範囲を広げようとかねてより努めてきた。1999年に周辺事態法を制定し、最近では集団的自衛権と関連しての法改定も検討中だ。我が国と軍事協定を結ぼうとしているのもこういう流れの一部だ。たとえば軍需支援協定は両国軍隊が有事の際に食料と水、燃料などを融通できるようにしようという内容だ。当然、日本自衛隊の活動範囲拡大を後押しすることになるだろう。我が国の国防部は両国軍隊間の実務的協力に限定されるかのように説明するが、そんなに簡単な問題ではない。
その上、最近日本は有事の際の韓半島出兵まで探索している。菅直人日本総理は先日、自国民避難と拉致被害者救出を口実に自衛隊が韓国、北韓で活動する可能性を挙論した。ここまでくれば我が方は昨日の会談で日本側の真意を問い詰め誤った発想の撤回を強力に要求しなければならなかった。それでも断固として出るどころか軍事協定を平気で議論したという。我が方の基本態度が疑わしいばかりだ。
韓-日軍事協力が東北アジアで新しい冷戦対立構図を強化するだろうという憂慮も大きい。この間、米国は中間に立ち 韓-日軍事協力強化を勧め、日本はこれを積極的に歓迎した。米国と日本が中国を牽制しようとする上で戦略的利害関係が一致するためだ。これと関連して先日、中国官営媒体<環球時報>が韓-日軍事同盟に発展する可能性を憂慮したのをはじめ中国側の反発が通常でない。韓-米-日軍事協力強化が北韓-中国‐露軍事協力強化を招き、韓半島が勢力対決の舞台になることは我々にとって決して望ましくない。さらに今は韓半島の平和のために中国の建設的な役割を期待しなければならない時だ。
韓-日軍事協定は水準や推進速度を調節したところでしかたがない。韓半島緊張をむしろ高めかねないという点で、その議論自体が望ましくない。生半可な軍事協定議論を中断することを望む。
原文: 訳J.S