原文入力:2010-12-01午前09:24:02(1158字)
クァク・ビョンチャン記者
韓米連合訓練4日目、世界最強最先端戦力の威力示威は続いている。李明博大統領と政府関係者、冷戦言論などの高性能口爆弾も続いている。言葉より行動と言ったり、もう忍耐の限界を越えたとか、大統領の公言はもちろん、これをそそのかしでもするように、冷戦言論らは直ちに正面対立し一挙に掃いて捨てられるとばかりに戦争を扇動する。
キム・ウィギョム先任記者は、いったい戦う力と権限があるのかと問うコラムを通じて、こういう言葉の爆弾と扇動に見られる実力以上の虚勢を明快に示した。独自に報復しようとするなら戦時作戦統制権(戦作権)がなければならないが、戦作権は米軍にある。その上、イ政権は執権当初から戦作権の委譲を延期してくれと米国側に頼み込んだ。譲り渡すという戦作権も拒否したイ政権が、局地戦あるいは全面戦争に昇りつめる報復応懲を公言していると事実には通りかかった牛でも笑う。彼が紹介したMBの危機対応3段階戦略という市中の風刺はこういう実状を見せる胸の痛いブラックコメディーだ。1段階、太極旗が描かれた革ジャンバーを着る、2段階、地下壕に走って行く、3段階、オバマに電話する!
キム・ジソク論説室長のコラム‘人のせいにする対北韓政策と安保の破綻’はイ政権の総体的安保無能の原因を問うている。事実、イ政府は北韓を抑制したり管理する現実的政策は提示できないまま、以前の政権の政策を無条件に拒否し盲目的圧迫による衝突の責任を以前の政権につけまわすことしかできなかった。安保無能を真に克服しようと思うなら、自身を殺そうとした北韓と結局は対話を推進した朴正熙、全斗煥政権を見ろとのコラムの忠告は、イ大統領が心に刻まなければならないようだ。
報復はより大きな報復を呼び起こす。今回の延坪島砲撃は大青海戦での被害に対する報復と関係がないとは言えない。南側の言葉の爆弾に北側がじっとしているわけがない。北側は労働新聞論評を通じて、再び挑発すれば侵略者の牙城を摘み出すと脅迫した。ここで牙城とはソウルを意味する。対南工作機構である祖国平和統一委員会も南朝鮮の土地が戦争前夜の険悪な状況に昇りつめることに対して南側当局は必ず責任を負うようになるだろうと脅しを加えた。
冒険主義者らにとって戦争は火遊びの類でもあるようだ。そういえば、ひとたび戦争が勃発すれば戦場から誰よりも早く、そして遠くへ逃げることができる方々だから。
クァク・ビョンチャン編集者 chankb@hani.co.kr
原文: 訳J.S