原文入力:2009-12-18午後10:34:55
経済的利潤追求と同時に企業支配構造,環境など社会的価値を重視する社会責任経営(CSR)に対する関心が高まっている。社会責任経営水準が高い企業に集中投資する社会責任投資(SRI)に対する議論も活発だ。
社会責任経営はすでに世界的な流れになっている。これを疎かにする企業は世界市場に取り付くことができないのが現実だ。だがハンギョレ経済研究所が最近国内111社のグローバル企業らの社会責任経営水準を評価した結果、その水準が非常に低い企業が少なくないことが明らかになった。100点満点で20点以下を受けた企業が8社にもなった。社会責任経営に対する認識がこのように不足していては、いくら図体が大きくとも世界頂上企業には成長できない。社会責任経営はいまや選択の問題ではなく必須だという認識をし、社会責任経営により一層気を遣わなければならない時だ。
企業らが社会責任経営の水準を高めるよう外部から強制するのが社会責任投資だ。‘優しい投資が優しい企業を作る’という話のように、社会責任経営水準が高い企業に投資が集まれば企業は投資誘致のためにも社会責任経営にさらに関心を持つことになる。国民年金が最近投資企業に対する議決権を行使する時、社会責任投資要素を考慮するようにしたことはこのような点で一歩進んだと言える。今後、他の国内ファンドらも社会責任経営水準を主要事項として考慮する社会責任投資にさらに積極的にでることを望む。
社会責任投資が活性化するためには客観的で信じるに足る社会責任投資評価指数がなければならない。企業の社会責任経営水準を正確に評価し、これを投資と連係させるためには、こういう評価指数の制定が必須だ。特に韓国証券市場が去る9月、英国のFTSE先進国指数に含まれることにより、今後安定した外国資本の国内流入が期待される。今後、外国資本がどの企業に投資するかをまともに判断できるようにするには、国内実情に合う社会責任投資評価指数を至急に用意する必要がある。
親環境や地域社会寄与など、無形の価値を追求する社会責任経営は短期的に見れば非効率的でもある。だが企業の持続的な成長のためには社会責任経営が避けられない。またこれを促進するための社会責任投資の活性化も至急だ。政府は国内企業と資本市場の先進化のために、関連制度の整備を急がなければならない。
原文: 訳J.S