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[社説]百回の話より一回の行動が重要だ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/387940.html

原文入力:2009-11-16午後07:05:32

鳩山由紀夫日本総理が一昨日、シンガポールで‘アジア政策’を発表した。米-日同盟を機軸とし友愛の精神を基礎にアジアの平和と安定,繁栄を成し遂げることに貢献するというのが主要内容だ。まさに前日、東京でバラク・オバマ米国大統領が‘太平洋国家’の一員としてアジア問題に対する関与を強化すると言った演説を意識したものと見える。

鳩山総理は東アジア共同体構想の推進を説明し、日本がアジア国家の多くの人に大きな損害と苦痛を与えた後、60年以上が過ぎたが未だ真の和解は達成されなかったと話した。またヨーロッパで2回も大きな戦争をしたドイツとフランスが中心となり努力したあげく‘不戦共同体’を作ったことが東アジア共同体構想の原形とも語った。就任前から「過去を直視する勇気がある」と話してきた鳩山総理の率直な歴史認識と暗い過去を払いのけ未来に進むという意志に拍手を送る。

鳩山総理の登場以来、日本政府の過去史認識は大きく変わった。鳩山総理と岡田克也外相は機会がある度に日本の侵略と植民地支配を謝罪した1995年村山談話の継承と発展を約束している。岡田外相は言葉より行動を強調し韓・中・日歴史教科書を将来の理想として提示した。最近では明仁天皇が即位20年を迎え‘日本が過去の歴史を忘れているということが最も大きな心配’と明らかにした。だが、こういう温もりは上座に留まっているにすぎない。右翼勢力が作った歴史教科書の採択比率はさらに高まり、在日韓国人をはじめとする外国人に地方参政権を与えることに反対する右翼団体の活動は激しさを増している。

韓国をはじめとする近隣国家の人々は鳩山政府の反省姿勢を歓迎しながらも、全面的な信頼を送ることを憚っている。過去にも日本総理が反省した後にこれをひっくり返す政治家たちの妄言や保守右翼勢力の動きを数えきれない程見てきたためだ。鳩山総理も東アジア共同体の成功的推進のためには、近隣国家の人々の信頼を得ることが何よりも重要だという点を分かっているだろう。その近道は謝って反省するという百回の話より、教科書検定,靖国神社合祀問題など具体的な懸案でただ一つでも日本が本当に変わったことを行動で示すことだ。

原文: 訳J.S