原文入力:2009-10-15午後10:48:41
イ・ミョンバク大統領が来る20~22日ベトナムを国賓訪問する。我が国大統領としては金泳三(1997),金大中(1998),盧武鉉(2004,06)前大統領に続く5回目の訪問だ。
我が国とベトナムはベトナム戦争の痛い過去を踏みしめ1992年に修交をして以来、政治・経済・文化などの様々な方面で急速な関係発展を成し遂げた。昨年両国を行き来した人が50万人にもなり、相手国に居住している両国民が各々8万~9万人に達する。ベトナム国民9000万人中、60~70%が韓国の映画とドラマを楽しみ、4万人を越えるベトナム新婦が韓国に嫁にきて暮らしている。両国関係の幅と深さを示す数値だ。両国はイ大統領の今回の訪問を契機に両国関係を包括的パートナー関係から戦略的協力パートナー関係に一段階格上げする予定だ。ベトナムが東南アジア国家連合の中心国として、我が国の石油輸送路と重なる3250kmの海岸線を持った戦略的要衝国であり、中国の疾走を牽制するパートナーになりうるという点で正しい方向設定だ。
こういう重大事を控え私たちがベトナム国民の自尊心を逆なでする事態が発生した。国家報勲処が‘国家有功者優遇および支援に関する法律改定案’を立法予告し、ベトナム戦争を‘世界平和維持に貢献した’と描写する字句を入れたのだ。これにベトナム側が強力に反発し、ユ・ミョンファン外交通商部長官が急遽ベトナムに走って行き足下の火は消した。だがベトナム国民がこうむった心の傷まで消えた訳ではないだろう。
パムティエンバン駐韓ベトナム大使は<連合ニュース>と行った会見で「過去韓国が戦争に参加しベトナムに被害を与えたのは事実だ。それでも一度も挙論しなかった。ベトナム戦争を美化する次元でそんなことが処理されれば、ベトナム国民の感情を傷け再び痛めることだ」と話した。日本に対して過去史反省を要求している私たちとしては骨身にしみるほど分かりやすく解釈しなければならない内容だ。自分の被害は強調し、他人に与えた加害には目を瞑る態度では絶対に世界の中心国家にはなれない。イ大統領は今回の訪問の時、前任大統領より一層進展した姿勢で我々がベトナム国民に加えた苦痛を直視する勇気を示すことを望む。日本が植民支配を美化する時、私たちが見せる反応を考えればどんな姿勢で臨むべきか簡単に答えが見つかるはずだ。
原文: 訳J.S