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[おい!韓国社会]高麗大の修能6時間目は‘TOEFL’ /イ・ボム

原文入力:2009-10-04午後08:31:54

イ・ボム教育評論家

昨年、高麗大高校等級制論議が広がり始めた頃の11月25日付本欄に私は‘高麗大と賭をする’という文(http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/163694.html)を書いた。高麗大が随時一般選考で1段階と2段階を経る相対的に‘透明な’制度を捨て、論述を含む選考要素を一括合算し一気に合格者を発表する‘不透明な’制度に戻すつもりだという方に100万ウォンを賭けた。一括合算制では学生たちが不合格になっても‘論述ができなくて落ちたようだ’と考えることになるので、高麗大としては是非を予防できる効果があるということだ。

以後、高麗大高校等級制論議が本格的に燃え広がり多くの人々が私が賭けで勝ったと考えているようだ。だが実状は反対であった。昨年12月1日、高麗大は翌年も2段階選抜方式を維持すると発表した。私が賭けで負けたということだ。その日、すぐに高麗大入学処関係者が私に電話をかけてきて‘100万ウォンを必ず受け取らなければならない’とおどかした。そこで? 私は100万ウォンを高麗大奨学金として寄付した。ところがここに反転が待っていた。今春、高麗大が随時一般選考案を最終確定し当初の発表を覆し私が予想したように‘一括合算制’を導入すると発表したのだ!

私は結局無念にも100万ウォンを高麗大から恐喝されたわけだ。だが経済的に困難な学生たちに奨学金として使われたので問題にしないつもりだ。今回は1000万ウォンの賭をする。高麗大が高校等級制論議が真っ最中である時、大教協に提出した弁明資料がある。卑怯にも‘対外秘’として管理されたこの資料をどうにかこうにか入手してみた結果、高麗大は随時一般選考でTOEFLと競技試験大会入賞実績を反映した。学生部非教科領域を4種類に分類し反映するのだが、その中にTOEFLのような外国語認証試験成績と各種競技試験大会入賞実績が入っているのだ。配点がいくらであったかはその資料にも出ていないが、当然相当高い比重を置いたと思われる。

注意せよ! 特別選考でもグローバル選考でもない‘一般’選考。もうTOEFLが高麗大の‘修能6時間目’に登板したことを公式に確認した瞬間、私は軽い興奮でからだが震えた。多くの大学入試専門家たちが心証は持っていたが物証は確保できなかったことを私の目で初めて確認したのだ。

最近、高麗大は大型慶事をむかえた。今年の<中央日報>大学評価でついに延世大を抜いたのだ。祝いの席に水をかけるようで申し訳ないが、言うべきことは言わなければならない。大学評価で高い点数を受けようとすれば国家試験合格者もたくさん輩出し英語講義も増やさなければならない。上位圏外国語高生らに目がいくことは人の常として理解できる。だが既にそうしているのなら‘透明’にすれば良いだろう。二重プレーはもうやめて。表面では韓国教育を先導するかのように美辞麗句で自画自賛し、裏では隠密にTOEFLを修能6時間目とする? ははは、これは‘キム・ヨナの世界選手権優勝は電話で高大精神を注入したおかげ’と自慢された高麗大総長様のお言葉同様あきれる。

1000万ウォンの賭けの内容はこうだ。まず、今年の随時一般選考でもTOEFLと競技試験大会入賞実績が反映されるかどうかと、その反映比率を公開しなさい。 2番目、入学査定官が参加する選考でもTOEFLと競技試験大会入賞実績が反映されるのかどうかと、今後はどうする方針なのかを明らかにしなさい。高麗大が一ヶ月内に確実に答えれば1000万ウォンを高麗大発展基金として喜んで寄付する。

この前、ある学生と相談してこの話をしたところ、その学生が尋ねて曰く「ところでなぜ選考要綱にはそのような話がないのですか?」それに対する返事はこうだった。「高麗大は元々そのような学校だ。」

イ・ボム教育評論家

原文: https://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/380082.html 訳J.S