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[社説]韓半島と日本の新時代を開くには

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/374172.html

原文入力:2009-08-31午後09:04:37

日本で半世紀にわたった自民党時代が終わり、民主党時代が到来することにより韓半島と日本の関係もやはり新しく展開するのではという期待が高まっている。民主党が東アジア共同体の推進意志を明らかにするなど対外政策でアジア重視態度を明確にしているためだ。

民主党はマニフェストで韓-日関係を‘成熟したパートナー関係’と規定し、関係成熟を阻んできた問題を片づけようとする積極的な態度を示している。侵略行為を反省し謝罪した村山談話を継承すると明らかにした。韓・中・日間の長年の争点である総理や閣僚の靖国神社参拝に対する反対の立場を明確にし、靖国の代わりとなる新しい国立追悼施設建設を推進する意向も明らかにした。また軍隊慰安婦を含む戦争被害者真相究明のための恒久平和調査局を設置し被爆者たちのための新しい救済認定制度を用意し、日本国内の永住外国人に対する地方参政権付与問題の早期解決も公約した。

民主党のこういう姿勢は過去の侵略主義に対する明らかな整理なしでは東アジア共同体議論はもちろん、その前提となるアジア諸国との真の和解も不可能だという点で正しい方向だ。しかし、残念な部分もなくはない。植民地支配の延長線上から出た独島問題に対して日本の既存立場を踏襲している点と北韓に対する態度がそれだ。

もちろん民主党は北韓との対話の可能性は開けておいた。鳩山由紀夫党代表は「話を聞かない場合には強力に対応しなければならないという点を念頭に置かなければならない」としつつも「基本的に対話と協力を模索しなくてはならない」と話した経緯がある。ところが民主党が夢見る‘安定した経済協力と安保のための枠組み’である東アジア共同体を作るためには北韓核問題の解決と北韓-日本の関係改善が先行しなければならない。北韓を地域安保を威嚇する存在として残した状態ではこの地域の平和と安定を実現することはできない。それならば日本は今よりはるかに積極的に対北関係の改善に努力しなければならない。拉致問題の台頭で中断された北韓-日本交渉を再開することに更に積極的に出ることを望む。

北-日関係の改善は地域安保のためだけでなく、日本の過去の歴史整理にとっても重要な問題だ。特に来年は韓日併合100周年だ。日本の新しい政権が韓半島と結んだ不幸な過去を完全に克服できる方案を出すことを期待する。

原文: 訳J.S