原文入力:2009-08-07午後10:00:34
国会事務局が数日前に憲法裁判所に提出した言論関連法闇討ち処理当時の国会本会議速記録から核心内容が根こそぎ脱落していることが明らかになった。
脱落した内容は大部分がハンナラ党に不利な内容だ。ハンナラ党出身イ・ユンソン副議長が放送法に対する投票終了を宣言した直後、議決定足数未達と表示された電光掲示板の表決状況、野党議員らが否決を叫んで歓呼する姿、イ副議長が議事棒を打とうかやめようか迷う場面、投票を再度するとし再投票を催促する声などがすべて脱落した。代わりにちょっと待たなければならないとか、終了してはいけないというなどハンナラ党議員らのわめき声だけは几帳面に記録されている。本来、速記録は発言はもちろん笑いや騒乱など現場の雰囲気までもれなく入れるようになっている。しかも当時の状況はすでに色々な放送の取材カメラを通じて国民に鮮明に伝えられた。それでもこのように事実を勝手に絞り込みわい曲したのだ。
こういうことを犯した理由は自明だ。速記録から削除・脱落した部分は憲法裁判所が闇討ち処理の無効または否決可否を審理するのに重要な判断根拠になりうる。国会事務局がわざわざこれを抜いたとすれば闇討ち処理に一時不再議原則背反などの傷がないと強弁するためのものと見るほかはない。証拠操作の法的責任を問わなければならないものだ。
そうでなくとも国会事務局はこの頃、一度ならず遠慮なくハンナラ党に肩入れした。ハンナラ党出身のパク・ケドン国会事務総長は闇討ち処理当時、国会閉回路テレビ映像資料を見せてくれという民主党の要求を個人情報保護というとんでもないいいわけをして拒否した。与野党間で公正と中立を守らなければならない責任や国会法の趣旨はもちろん、そのような要求が正当だという国会立法調査処見解まで無視したのだ。憲法裁判所が民主党の証拠保全申請を受け入れた後にも民主党には関連映像資料を相変らず公開していない。速記録から核心内容が脱落したという民主党の指摘にも数日間聞かなかったフリをし、そのまま憲法裁判所に証拠保全資料として提出した。闇討ち処理を合法化しようとする意図が明らかだ。
憲法裁判所はこのような事情をきちんと調べなければならない。言論関連法の中でも放送法は違法的な再投票や代理投票などで処理が成立しないという事実はすでに映像資料で十分にあらわれた。操作された資料でげん惑しようとする企図は当然に排斥されなければならない。
原文: 訳J.S