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社説・コラム
[社説]‘生きている海’で捕鯨をするのか
登録:2012-07-08 23:23
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https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/541386.html
原文入力:2012/07/06 18:56(1308字)
政府が1986年以来法的に禁止してきた鯨捕獲を再開すると表明して、国際社会の反発をかっている。政府は、このほどパナマで開かれた国際捕鯨委員会で科学的研究名目で捕鯨を制限的に許容するという意向を明らかにした。このような形で捕鯨をしている国は世界中で日本だけであり、これは事実上商業的捕鯨をするというのと違わない。国際的に非難される日本の‘阿吽の黙認’の捕鯨をまねるというのは、時代の流れに逆行するだけでなく国の品格を落とす方法なので、直ちに撤回しなければならない。 政府は科学的研究のための捕鯨をしなければならない理由として、26年間捕鯨を禁止して鯨の個体数が増え、これに伴って、鯨による被害が広範囲に発生しており、対策準備が切実だという点を上げている。だが捕鯨禁止措置以後捕鯨をしてもかまわないほど個体数が回復したという研究結果がまとめられたことはない。かえって不法捕鯨や誤獲が深刻なほど行われ、過去の保護対策がかすんでしまうほど鯨の生態系が壊れたという評価もある。特に韓国沿岸のミンク鯨は一時個体数が急減し、国際捕鯨委員会が特に保護している個体群だ。
日本は科学研究用の捕鯨として目くらまししているが、実際には年間、数百匹ずつ鯨を捉えて商業的に流通させている。巨大な量の鯨を捉えて、きわめて一部分だけ試料を採取して多くの死体を鯨肉市場に流通させてきた。科学研究のためにならばあえて鯨を殺傷せずとも、追跡装置を付けていくらでも研究できるために、目くらましという非難を受けているのだ。
もちろん鯨による魚類の資源減少と漁具の被害など漁民の苦労は理解できないわけではない。しかし鯨は2~3年に一匹ずつ子を産む非常に長い生殖周期を持つ哺乳動物で、捕鯨が許されれば絶滅危機に陥ることは火を見るより明らかだ。韓国は2000年代に入り、10年間、5000匹近い鯨を誤獲を言い訳に捕まえて、隠密で不法な捕鯨国に分類されている。今でもこのような状況なのに捕鯨自体が合法化されれば乱獲は火を見るより明らかだ。だとしたら被害漁民のための対策は捕鯨の許容ではなく、鯨の生態の観光などにすべきだろう。
2009年に実施された世論調査でも国民の68%が鯨保護を支持した。ソウル市が商業的なイルカショーを市民の賛同のもとに廃止して、ショーの水槽に閉じ込められていたイルカを自然に返したのはわずか数日前ことだ。しかも「生きている海」を作ろうと海洋エキスポを主催している国が捕鯨に乗り出すといっていいものだろうか。
原文: 訳T.W
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