SKハイニックスは、技術職および事務職の新入社員採用において「4年制大学卒業」という学歴制限を撤廃することを決めた。急変する人工知能(AI)環境にふさわしい人材を選抜するため、高卒者や専門大学卒業者などにも採用の門戸を広げるとの趣旨だ。
SKハイニックスは、17日から開始する技術職と事務職の新入社員随時採用から、学歴制限を全面的に廃止することを同日発表した。同社はこの日から23日まで、京畿道利川(イチョン)や盆唐(プンダン)、忠清北道清州(チョンジュ)などで働く正社員を募集する。募集する職務分野は半導体設計、素子、研究開発(R&D)工程、製品エンジニアリング、情報技術(IT)など。
SKハイニックスをはじめとするSKグループ各社は、公開採用制度を廃止し、人材が必要な時に新入社員を選抜する随時採用制度を敷いている。同社は今回の随時採用で、次世代半導体設計などの主要職種で3桁規模の新入社員を採用する計画だと説明している。
従来の採用広告に記載されていた「4年制学士以上の学位が必要」などの学歴要件は、すべて撤廃される。志願者の経験、職務能力、企業文化への適合性などが合致すれば、学歴とは関係なしに誰でも志願、合格できるよう、採用の門戸を広げたかたち。これまで生産職を除くエンジニアなどの技術職や事務職は、大卒資格が必要だった。
SKグループのチェ・テウォン会長も先月28日、韓国放送(KBS1)のドキュメンタリーに出演し、AI時代の人材の条件として思考の筋肉、適応の筋肉、共感の筋肉、身体技術(ボディースキル)の「4つの筋肉」をあげている。チェ会長は同番組で「知識を早く習得したり、試験でよい点数を取ったりするための訓練は、今やAIに代替される」として、人材の定義が以前とは変化したと語った。
同社は「急速に変化するAI環境の中で、将来の人材の競争力は特定の学位や定型化されたスペックだけでは説明が難しい」として、「複雑な問題を創造的に解決できる人材を発掘するため、採用基準を刷新した」と説明した。
今回の随時採用は今月中に書類選考を行い、来月に総合能力検査(SKCT)、非対面の映像インタビュー(A!SK)などを実施し、8月に面接選考を行う予定となっている。