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「イラン、『終戦の核心議題』10項目から6項目に減らして提示」

登録:2026-04-15 08:53 修正:2026-04-15 11:46
2024年にレバノンのベイルートで行われた会議に出席したイランのガリバフ国会議長。同氏は11日から12日にかけてパキスタンのイスラマバードで行われた米国との終戦交渉に、イラン側の代表として出席した/AFP・聯合ニュース

 現地の報道によると、イランは米国とイスラエルとの戦争の終結に必要な条件を、以前の10項目から6項目に減らしたという。これまでの要求から、中東地域からの「米軍の撤退」がはずされた、との見方が出ている。

 イランの半官営ファルス通信は13日(現地時間)、11日から12日にかけてパキスタンのイスラマバードで行われた米国との終戦交渉で、イラン側が「持続可能な平和のための包括的パッケージとして、6つの核心議題を提示した」と報じた。イランの交渉団が提示した議題は、ホルムズ海峡問題▽イランの核プログラムに関する問題▽イスラエルによるレバノン攻撃の停止などの、すべての戦線での戦争の終結▽(国外の)イランの資産の凍結解除▽イランに対する制裁の解除▽戦争で受けた被害の補償と復興支援。

 これらは、当初イランの半官営タスニム通信などがイラン側の要求として報じた10項目よりも少ない。以前のものと比較すると、「米軍の戦闘兵力の中東地域からの撤退」を求める項目がなくなっている。米国側にとって受け入れがたいものを修正した結果である可能性がある。「米国は原則として侵略しないことを保障せよ」という要求も、6つの議題には含まれていない。ただし、交渉のテーブルでは「すべての戦線での戦争の終結」議題を議論する中で、この内容が扱われた可能性がある。「イランに対するすべての国連安全保障理事会決議の撤回」、「第1次、第2次制裁の解除」も「イランに対する制裁の解除」議題を議論する中で扱われた可能性がある。

 ファルス通信は、交渉の議題にあるホルムズ海峡と核プログラムの管理方法について、双方の意見に大きなへだたりがあったと伝えた。ファルス通信は「米国が戦争で確保できていないホルムズ海峡の開放と核プログラムの停止を繰り返し主張したのは、現実的な要求というよりは、戦争の効果を量るための戦術的アプローチにみえた」と解説した。米国とイスラエルによる空爆やイラン指導部の暗殺などがイランの政治的決意をどれほど弱めたかを推し量るために掲げられた、無理な要求だというのだ。

 補償の規模も、今後の交渉過程で意見の相違が膨らむ可能性がある。タスニム通信によると、イラン政府のモハジェラニ報道官はロシアのRIAノーボスチとのインタビューで「米国とイスラエルの攻撃によるイランの被害額は現在、約2700億ドル(約400兆ウォン)と推定される」と語った。これは初期の推定値であり、最終的な数値ではないとも述べた。

 モハジェラニ報道官は「(賠償額は)イランの交渉チームが現在追求している事案の1つ。イスラマバード会談でも賠償問題が議論された」と語った。

チョン・ホソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1254190.html韓国語原文入力:2026-04-14 18:10
訳D.K

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