本文に移動
全体  > 経済

KOSPI、3610.6で史上最高値…サムスン電子、SKハイニックス急騰

登録:2025-10-11 08:08 修正:2025-10-11 09:51
10日、ソウル中区のハナ銀行本店で、職員が株価や為替の電光掲示板の前で明るく笑っている/聯合ニュース

 秋夕(チュソク、旧暦8月15日の節句)の連休を終えて取引を再開した有価証券市場は、韓国総合株価指数(KOSPI)が3600を超え、またも史上最高値を記録した。サムスン電子とSKハイニックスが大きく上昇し、外国人投資家が主導する「半導体ラリー」が展開された。

 10日の有価証券市場でKOSPIは、連休直前の最後の取引日だった今月2日に比べて1.73%(61.39ポイント)高の3610.60で取引を終えた。KOSPIは前取引日の終値より48.90ポイント(1.38%)高の3598.11で取引を開始し、取引序盤に史上初めて3600を超えた。一時は3617.86まで上がり、取引中の最高値を記録した。コスダック(KOSDAQ)指数も前取引日より0.61%(5.24ポイント)高の859.49で取引を終えた。

 米国のエヌビディア発の株高で、国内の証券市場も半導体株を中心に上昇。昨夜、ニューヨーク証券市場は3大指数がいずれも弱含みで取引を終えたが、人工知能(AI)の主力株であるエヌビディアは、輸出および投資の情報が伝えられたことで1.83%上昇し、史上最高値を更新した。この日、サムスン電子は前取引日から6.07%高の9万4400ウォン(約1万円)、SKハイニックスは8.22%高の42万8000ウォン(約4万5500円)で取引を終えた。サムスン電子は取引中に9万4500ウォンまで上昇し、ここ52週間の最高値を更新した。SKハイニックスも43万9250ウォンを記録し、取引中の最高値を更新した。業種別では機械・装備(9.65%)、電気・電子(4.78%)、ITサービス(3.02%)などが強含み、運送装備・部品(-2.18%)、運送・倉庫(-1.77%)、金属(-1.22%)などが弱含みだった。

 指数上昇をけん引したのは外国人投資家だった。この日の有価証券市場で外国人投資家は1兆613億ウォン(約1130億円)の買い越し。個人は5017億ウォン(約533億円)、機関は5937億ウォン(約631億円)の売り越し。ただし、外国人投資家はKOSPI200先物市場では1兆1012億ウォン(約1170億円)の売り越しとなった。

 ドルは1420ウォン台に急騰(ウォン安)した。この日、ソウル外国為替市場でドルは前取引日(2日)の終値より21.0ウォン上昇の1ドル=1421.0ウォンで取引を終えた。終値としては今年4月30日(1421.0ウォン)以来の最高値。上昇幅は4月7日(33.7ウォン)以降で最も大きかった。連休期間中のドル高や円安との同調化の流れ、対米投資交渉のリスクなどが同時にウォン安に反映されたと分析される。

キム・フェスン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1222710.html韓国語原文入力:2025-10 16:34
訳D.K

関連記事