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ガザ攻撃再開したネタニヤフ首相、政治危機を覆い隠すための挑発か

登録:2025-03-19 10:32 修正:2025-03-19 16:40
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相/AP・聯合ニュース

 パレスチナのガザ地区に対し、ガザ戦争停戦以来最大の攻撃を命令したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、国内で情報機関の長官の解任をめぐり深刻な政治危機に追い込まれている。ネタニヤフ首相が自身に迫った政治的危機を覆い隠すためにガザ停戦を破局に追い込んでいるという指摘も出ている。

 ネタニヤフ首相は、ガザ地区を空爆する前日の17日(現地時間)、国内の情報機関であるイスラエル総保安庁(シャバク)のロネン・バー長官の解任に問題を提起したガリ・バハラブ・ミアラ検察総長が権力を乱用していると非難した。ネタニヤフ首相は、シャバクが自身の政策の失敗でガザ戦争が触発されたという調査を進めたことへの対抗として、長官のバー氏の解任に踏み切ったとの批判を浴びている。ミアラ総長は16日、ネタニヤフ首相のバー長官解任の過程が「違法および利害衝突で汚染」される恐れがあると警告した。ネタニヤフ首相は、バー長官の解任は首相の全権だとして対抗しているが、ネタニヤフ首相の主張が正しいかどうかについては議論の余地があると、「タイムズ・オブ・イスラエル」は報じた。

 ネタニヤフ首相がバー長官を解任し、彼の解任に反対する検察総長を非難する背景には、ガザ戦争に対する自身の責任論と関連があるという分析がある。ガザ戦争を触発した2023年10月7日のハマスのイスラエル奇襲攻撃はネタニヤフ首相の政策と関連があるという非公開の報告書をシャバクが作成したと、イスラエルのメディアが報じた。イスラエルの「Channel12」が17日に報じたこの非公開の報告書で、シャバクはネタニヤフ首相がハマスを封鎖することに集中するばかりで、強まる脅威は無視していたと指摘した。

 シャバクはこの報告書で、ネタニヤフ政権がガザ地区を統治するハマスに対するカタールの資金支援を促進し、ガザでの「静寂を買おうとした」と書いた。Channel12は、この報告書がネタニヤフ首相のバー局長解任のもう一つの理由でもありうると指摘した。

 イスラエル首相官邸前には抗議する市民たちの座り込みが始まった。市民団体は19日、エルサレム政府庁舎前から首相官邸前まで行進し、大規模なデモを行う計画だ。ある市民団体は裁判所に、バー長官解任案の内閣表決を止めるよう求める仮処分を申し立てた。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1187606.html韓国語原文入力:2025-03-18 20:22
訳C.M

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