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韓国「嘲弄」発言で非難受けた日本のアイドル、韓国コスメのモデルに

登録:2024-04-29 05:50 修正:2024-04-29 06:55
平野紫耀が出演した番組の様子=ソ・ギョンドク教授提供//ハンギョレ新聞社

 「韓国を嘲弄したアイドルをあえて韓国コスメのモデルに抜擢?」

 最近「嫌韓」発言でネットユーザーの非難を受けた日本のアイドルグループ「Number_i」のメンバーの平野紫耀が、日本に進出した韓国の化粧品ブランドのモデルに起用され、物議を醸している。

 25日、日本のオリコンニュースによると、平野紫耀は韓国のメイクアップアーティスト、ウォン・ジョンヨが手掛ける化粧品ブランド「Wonjungyo(ウォンジョンヨ)」の初のヘアケアラインの広告モデルに起用された。同ブランドは、ウォンジョンヨビューティーと日本のレインメイカーズが合作し、2022年10月に韓国と日本でローンチしたもの。Wonjungyoは平野紫耀をモデルに起用し、来月1日にシャンプーやトリートメントなど計6種の商品を発売する予定だ。ウォン・ジョンヨはTWICE「モモ」のメイクアップアーティストとして名を馳せた。

 平野紫耀が「嫌韓」発言で物議を醸したのは昨年3月、撮影のために韓国を訪問した時の映像でだ。当時、放送で司会者が知っている韓国語を尋ねると、中国語の「我愛你」、「謝謝」と答えたり、韓国に意外に高い建物があると驚いたり、韓国の首都を尋ねる質問には「パク」、韓国の貨幣単位に関する質問には「ベリー」と答えたりする画面が流れた。

 特に平野紫耀は自分の韓国訪問を「訪韓」や「来韓」ではなく「来日」と表現し、韓国のネットユーザーの怒りを買った。当時、平野紫耀は韓国を初めて訪問したことについて「初めての来日」と語った。これは、日本を韓国の植民地と認識し、韓国を訪問することが日本を訪問することに他ならないという日本の右翼たちの考えを表したものという指摘が出た。

 誠信女子大学のソ・ギョンドク教授は28日、報道資料を出し、「いくらビジネスが重要だとしても、韓国企業が嫌韓発言を日常的に行う現地の芸能人をモデルに抜擢したのは、韓国の消費者を無視する行為だ」とし、「モデル選びは企業の自由だとしても、韓国を見下すモデルの起用はまず韓国国民に背を向けられるという事実を忘れてはならない」と批判した。

ユ・ソンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1138428.html韓国語原文入力: 2024-04-28 17:51
訳H.J

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