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韓国「60歳以上の自営業者」200万人突破…タクシー・宅配業者が増える

登録:2024-02-15 19:44 修正:2024-02-16 09:47
ソウル駅前タクシー乗り場で客がタクシーを待っている=キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 昨年、韓国の60歳以上の自営業者が初めて200万人を超えたことが分かった。個人タクシーや宅配などの運輸業に参入した高齢層が増えた影響とみられる。

 15日、韓国統計庁の経済活動人口調査マイクロデータによれば、昨年60歳以上の自営業者は207万3千人。1年前に比べて7万5千人増えた。60歳以上の自営業者が200万人を超えたのは昨年が初めてだ。50代の自営業者は155万人、40代の自営業者が116万人、30代は70万6千人、20代は18万8千人だ。

 60歳以上の自営業者は、自営業者全体に占める割合が最も大きい。昨年、自営業者全体に60歳以上が占めた割合は36.4%だ。5年前の2018年(28.4%)より8ポイント高まった。

 60歳以上の自営業者の84.8%(175万人)は「一人自営業者」であり、残りの31万5千人だけが人を雇用していた。50代で雇用員がいる自営業者は45万2千人、40代は37万8千人だった。

 60歳以上の自営業者が多く従事する業種は、農林漁業、運輸・倉庫業、卸小売業の順だった。2018年には農林漁業、卸小売業、運輸・倉庫業の順で60歳以上の自営業者が多かった。

 これは運輸・倉庫業に従事する60歳以上の自営業者が急速に増えた結果だ。運輸・倉庫業に従事する60歳以上の自営業者は2018年の19万500人から昨年は30万5800人に約11万人増えた。引退した高齢者が個人タクシーや貨物車、宅配運送などに参入した影響とみられる。

チェ・ハヤン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1128494.html韓国語原文入力:2024-02-15 19:16
訳J.S

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