本文に移動

ウクライナ「ドローンでロシアの大型揚陸艦を撃沈」動画公開

登録:2024-02-15 07:10 修正:2024-02-15 07:20
ウクライナ国防省情報総局(GUR)が14日にロシアの黒海艦隊の大型揚陸艦を攻撃して撃沈したという事実を明らかにして公開した動画のキャプチャー=GUR提供//ハンギョレ新聞社

 ウクライナが、南部のクリミア半島周辺の海域で海上ドローン(無人艇)を投入してロシアの大型艦船を撃沈したと発表した。

 ウクライナ国防省情報総局(GUR)は14日、クリミア半島南部の都市アルプカ周辺の海上で、ロシア黒海艦隊所属の大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」を海上ドローン「マグラV5」で攻撃して撃沈したと明らかにした。GURはテレグラム上での声明で、GUR所属の「グループ13」特殊作戦部隊の攻撃で「ツェーザリ・クニコフの左舷に大きな穴があき、沈没し始めた」と主張した。

 GURが公開した3分間の夜間暗視動画には、海上ドローンがロシアの艦船にみえる物体に向かって接近する様子と、船で爆発が起きて煙が立ち昇る状況などが含まれている。英BBCは、周辺地域の住民たちのSNS投稿を引用し、この日午前に大きな爆発音が聞こえたと報じたが、ウクライナの主張を独自に確認できなかったとしていた。

 ウクライナはこれまで、ロシア黒海艦隊を相手に継続して攻撃を続けてきた。開戦直後の2022年4月には、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を撃沈し、昨年12月にも大型揚陸艦「ノボチェルカッスク」をミサイルで破壊したと主張した。

 ロシア国防省はこの日、「ウクライナの無人機攻撃を阻止した」と明らかにしたが、無人艇攻撃に対しては特別な反応を示さずにいる。

キル・ユンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1128397.html韓国語原文入力:2024-02-15 01:27
訳M.S

関連記事