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北朝鮮、1週間で巡航ミサイルを3回発射…「プルファサル3-31」の性能改良が目的

登録:2024-01-31 06:45 修正:2024-01-31 08:36
北朝鮮の金正恩国務委員長が28日午前、新たに開発された潜水艦発射戦略巡航ミサイル「プルファサル3-31型」の発射実験を現地指導したと、朝鮮中央テレビが29日付で報道した=朝鮮中央テレビの画面よりキャプチャー/聯合ニュース

 北朝鮮が30日午前、西海(ソヘ)上に数発の巡航ミサイルを発射したと、合同参謀本部(合参)が発表した。24日と28日に発射したものまで合わせると、北朝鮮はこの1週間で3回にわたって巡航ミサイルを発射した。

 合同参謀本部は同日、「午前7時ごろ、北朝鮮側の西海上に発射した未詳の(機種が分からない)巡航ミサイル数発を把握しており、韓米情報当局が精密分析を進めている」と発表した。合同参謀本部は、分析した巡航ミサイルの詳細な諸元を公開した場合、北朝鮮が欺瞞戦術の次元の報道をする可能性があるとして、ミサイルの詳細な諸元を明らかにしない方針だ。

 韓国軍当局は、北朝鮮がこの日発射した巡航ミサイルはこの前に2回発射した「プルファサル(火矢)3-31」である可能性が高いとみている。北朝鮮は今月24日、平壌(ピョンヤン)付近の陸地から西海上に新型戦略巡航ミサイル「プルファサル3-31」の初の発射実験を行い、28日には咸鏡南道新浦市(シンポシ)付近の海上で同じミサイルを発射した。

 合同参謀本部は、北朝鮮が「プルファサル3-31」の性能を改良するため、この1週間で3回にわたりミサイルの発射実験を集中的に行ったものと推定。北朝鮮は陸上(24日、30日)と海上(28日)で様々な発射手段を使って「プルファサル3-31」の発射実験を行っている。同ミサイルは陸上、水上艦、潜水艦で使用できるものとみられる。

 韓国軍関係者は、この日発射された「プルファサル3-31」の飛行時間、射程距離について「北朝鮮が主張した正常な距離を飛んだ」と述べた。同ミサイルの射程距離は最大2000キロメートルと推定される。北朝鮮は28日、潜水艦発射戦略巡航ミサイル(SLCM)の「プルファサル3-31」の発射実験を行った事実を公開し、それぞれ7421秒と7445秒(約124分)飛行したと主張した。合同参謀本部はこれに対し、北朝鮮がミサイルの飛行時間を誇張して発表したとの見解を示した。北朝鮮の巡航ミサイル発射は弾道ミサイル技術を使用していないため、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁違反には当たらないが、北朝鮮は戦術核弾頭を巡航ミサイルに搭載できると主張しており、朝鮮半島と在日米軍基地などにとって脅威になっている。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1126544.html韓国語原文入力:2024-01-30 20:21
訳H.J

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