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尹大統領、2カ月ぶりの韓日首脳会談で「政府間協議体、100%復元された」

登録:2023-11-18 06:31 修正:2023-11-18 08:19
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するため、米サンフランシスコを訪問した尹錫悦大統領が16日(現地時間)、サンフランシスコのホテルで開かれた韓日首脳会談で、日本の岸田文雄首相と握手しながら記念撮影を行っている/聯合ニュース

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が16日(現地時間)、日本の岸田文雄首相と韓日首脳会談を行い、「3月の訪日時に合意したすべての政府間協議体が100%復元された」とし、韓日関係の改善を強調した。両首脳は今年9月、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)への出席を機にインドのニューデリーで会ってから2カ月ぶりに膝をつき合わせた。今年に入って7回目の韓日首脳会談だ。

 尹大統領は同日午前、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に出席するために訪問した米サンフランシスコのホテルで岸田首相と会い、「今後もハイレベル経済協議の開催を含め、各分野で両国が緊密に意思疎通できるよう首相と共に努力していく」と述べた。

 尹大統領はさらに「今年は首相とすでに7回の首脳会談を通じて、両国の信頼を強固にし、韓日関係の流れを非常に肯定的に続けていることを嬉しく思う」としたうえで、「今年、首脳をはじめ各界の交流が活性化し、政府間協議体が復元され、両国の協力が深まっている。上半期の安全保障対話、経済安全保障対話に続き、先月には外務次官戦略対話も再開された」と述べた。尹大統領と岸田首相は今年3月に東京で韓日首脳会談を開き、約12年ぶりにシャトル外交を再開した。これを機に、5月の岸田首相のソウル訪問、多国間会議を機に開かれた首脳会談が相次いで実現した。

 これに対し、岸田首相は「前回のインドで会談を行ってからわずか2カ月の今日、今年に入って7回目の会談を行うことになった」とし、「その間にも中東情勢をはじめ世界情勢は目まぐるしく動いている。このような中でイスラエルからの自国民出国に際して日本と韓国間の緊密な協力が行われたことは大変心強い動きだった」と述べた。

 岸田首相はまた、「尹大統領とともに政治、安全保障、経済、文化など様々な分野で両国の協力を動かしてきた。この歩みをさらに前に進めたい」とし、「これと同時に世界が歴史的転換点を迎えた中で、全世界を分裂と対立ではなく、協力へと導くという強い意志を持っており、この点でも日本と韓国はパートナーとして協力できると思う」と語った。

 会談は予定時間より約20分遅れて開かれた。現地の交通事情で到着が遅れた岸田首相は会談会場に入る際、「大変お待たせして申し訳ない」とお詫びした。これに対し、尹大統領が「とんでもない」と述べると、岸田首相は「遅れるのではないかと思って歩いてきた」と説明した。

サンフランシスコ/キム・ミナ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/1116692.html韓国語原文入力:2023-11-170 9:41
訳H.J

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