日本人サポーターたちが「完璧な観客」だと世界から称賛されている。2022カタール・ワールドカップで自国サッカー代表チームの歴史的な勝利を見守った後も、いまや伝統となったスタジアムの掃除を欠かさなかったためだ。
日本代表チームは23日(現地時間)、ドーハのハリーファ国際スタジアムで行われたW杯グループEの第1戦ドイツ戦で、2対1の逆転勝ちを収めた。日本は前半33分、イルカイ・ギュンドアン(マンチェスターシティ)にペナルティキックで先制ゴールを許した。しかし後半27分、日本のウィング、堂安律(フライブルク)が同点ゴールを決め、後半38分には浅野拓磨(ボーフム)のゴールで勝ち越した。W杯史上、日本が先制ゴールを許したにもかかわらず、逆転に成功したのは今回が初めて。
日本人サポーターたちは痛快な逆転勝ちを見守った後も「マナー」を忘れなかった。海外メディアは試合を観終わって掃除する日本人サポーターたちの姿に注目した。グローバルスポーツメディアのESPNは「日本のファンが様々な大会で試合後に行ってきた素晴らしい伝統を再現し、カタールW杯初戦でドイツに収めた衝撃的な勝利を祝った」と報道した。米国のフォックススポーツは日本人サポーターたちに「スポーツにおいて最高の伝統」という賛辞を送った。
報道によると、日本人サポーターたちは試合終了後、数百個の青いゴミ袋を持って座席の下に残されたゴミを拾った。彼らは21日、エクアドルと開催国カタールの開幕戦でも座席に残っていた瓶とゴミを片付けるため、最後に競技場を離れた。
日本の観戦マナーが注目されたのは今回が初めてではない。2018年ロシアW杯当時、英国のBBCは「日本の応援団、掃除する姿で世界を虜にする」という見出しの記事で、日本人サポーターたちのマナーを取り上げた。BBCは「日本代表チームがコロンビアを一掃し、日本のファンも(スタジアムを)一掃した」とし、「日本人サポーターたちは観客席を到着した当時の姿に戻してからスタジアムを離れた。これは日本人に幼い頃から注入された習慣だ」と報じた。