北朝鮮が14日未明、短距離弾道ミサイル1発を発射した。合同参謀本部は14日、「同日午前1時49分ごろ、北朝鮮の平壌市順安(ピョンヤンシ・スナン)一帯から東海(トンヘ)上に発射された短距離弾道ミサイル1発を捉えた」と明らかにした。軍は監視警戒態勢を強化する中、韓米間で協力しながら対備態勢を維持していると合同参謀本部は伝えた。
北朝鮮軍用機10機余りが13日午後10時30分頃から14日午前0時20分頃まで朝鮮半島東側と西側の9・19軍事合意上の飛行禁止区域付近まで下降して北上し、約90分後にミサイルが発射された。北朝鮮は先月23日、米空母「ロナルド・レーガン」が韓国に進入して以来、武力示威を続けている。北朝鮮は先月25日から今月9日にかけて7回にわたり弾道ミサイルを発射し、これらの発射が「戦術核運用部隊訓練」であり、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が指導したと今月10日に発表した。北朝鮮は12日、平安南道价川(ケチョン)一帯から西海(ソヘ)上に長距離戦略巡航ミサイルを発射した。
今回まで合わせて、北朝鮮は今年に入ってから弾道ミサイルを24回、巡航ミサイルを3回発射している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権発足後に撃たれたミサイル発射だけで13回に及ぶ。