本文に移動

韓国海兵隊もフィリピンの多国籍訓練に…韓日軍事協力強化か

登録:2022-10-01 03:40 修正:2022-10-01 08:28
上陸作戦訓練中の海兵隊の将兵=海兵隊司令部ウェブサイトより//ハンギョレ新聞社

 韓国海兵隊が今月、フィリピンで日本などと共に訓練に参加する。多国籍訓練に参加するかたちだが、先月30日の東海上での韓米日の対潜水艦訓練に続き、日本との軍事協力が強化されつつある。

 海兵隊は、今月3~13日にフィリピンで行われる多国籍訓練「2022カマンダグ」に中隊級規模(約120人、歩兵82人、捜索21人、上陸装甲車3人、医務5人など)で初めて参加すると9月30日に明らかにした。海兵隊兵力を乗せた空軍のC-130輸送機編隊が来月1日に水原(スウォン)空軍基地を離陸し、フィリピンのクラーク空港へと向かう予定だ。

 カマンダグは、米国とフィリピンの海兵隊が友好国同士の共同作戦の遂行能力の向上のために2017年から実施している多国籍共同訓練で、今年は韓国と米国(約2500人)、フィリピン(約600人)、日本(約30人)の4カ国、3300人あまりが参加する。米国とフィリピンの主要訓練装備が投入される。カマンダグとは「海の戦士たちの協力」というフィリピン語の略。

 海兵隊は、昨年の米国とフィリピンの海兵隊の提案により、過去1年にわたり訓練参加を準備してきており、今回の訓練期間中には共同上陸作戦、諸兵科連合実弾射撃訓練、合同医務支援訓練、捜索隊海上・空中浸透訓練、上陸装甲車運用者整備教育などを実施すると説明した。

 海兵隊は「今回の訓練を通じて韓米同盟を強固にし、共同作戦遂行能力を培養することが、いついかなる場所でも完璧に作戦を遂行する能力と態勢を備えることに寄与するものと期待している」と述べた。また、7千を超える島からなるフィリピンで様々な上陸作戦環境を経験し、米国およびフィリピンの海兵隊と経験を共有する機会になると期待している。海兵隊は環太平洋合同演習(リムパック)、コブラ・ゴールド(タイ)、カーン・クエスト(モンゴル)、タリスマン・セイバー(オーストラリア)などの国外での共同訓練に参加している。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1060838.html韓国語原文入力:2022-09-30 11:43
訳D.K

関連記事