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朝鮮半島平和交渉本部長「終戦宣言に関する実務レベルの本格協議に期待」

登録:2021-10-18 10:07 修正:2021-10-18 10:44
ノ・ギュドク朝鮮半島平和交渉本部長/聯合ニュース

 米国を訪問中のノ・ギュドク朝鮮半島平和交渉本部長は、米国と「(朝鮮戦争)終戦宣言をはじめとして(朝鮮半島平和プロセスを再稼働するための)様々な方策について、もう少し実務的なレベルの本格的な協議が行われるものと期待する」と述べた。

 ノ本部長は16日(現地時間)午後、ワシントン近郊のダレス国際空港で記者団に対し、「ソン・キム(北朝鮮政策米国)代表をはじめとする米国政府関係者と朝鮮半島平和プロセスの早期再開のための様々な方策について協議を行う予定だ。終戦宣言をはじめとして、様々な方策についてもう少し実務レベルの本格的な協議が行われるものと期待する」と述べた。12日にはソ・フン大統領府国家安保室長が米国のジェイク・サリバン国家安保担当大統領補佐官と会談し、終戦宣言についての韓国政府の構想を詳しく説明している。この会談から1週間も経たないうちに、北朝鮮核問題協議の韓国側実務責任者であるノ本部長が、米国の代表であるソン・キム代表と本格的な実務協議を試みるわけだ。来年5月までの任期内に終戦宣言を必ず成し遂げようという文在寅(ムン・ジェイン)大統領の強い意志が読み取れる。ノ本部長は18日にソン・キム代表と会談した後、19日には日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長も交えた韓米日3カ国による北朝鮮核問題代表会議に出席する。

 ノ本部長は、韓国政府が進める終戦宣言に関する記者団の質問に対し、「朝鮮半島の完全な非核化、また恒久的な平和の定着に向けた対話の入り口として意味があると思う」という韓国政府の立場を再度強調した後、「この宣言がどのような含意を持つのか、また朝鮮半島情勢の安定的管理にはどのような意味があるのか、また北朝鮮との対話を続けていくことにはどのような意味があり、そのためには何をすべきなのかなどについて、多角的に検討すべき事案がいくつもある。それらのことについて、韓国政府と米国政府との協議を通じて検討されていると考えていいと思う」と述べた。

 ノ本部長はまた、北朝鮮を対話の場へと導く誘引策として検討される韓米の人道的観点からの対北朝鮮支援については、「様々な創意的な方策、多様な方策が議論されている。北朝鮮との人道的分野での協力事業も、韓米が共同で行うということで、今はほぼ準備が終わりつつある」と述べた。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1015431.html韓国語原文入力:2021-10-17 10:59
訳D.K

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