新型コロナウイルスワクチンの接種が拡大したことで、新規感染者数が3週連続で減少傾向を示している。しかし防疫当局は、紅葉シーズンを前に注意を呼びかけている。
15日に全国17の広域自治体が集計した資料によると、この日午前0時から午後6時までに確認された全国の新規感染者数は1328人。前日の同じ時間の新規感染者数は1322人だった。
新規感染者のうち1030人(77.6%)が首都圏で確認されており、首都圏の感染者の割合が依然として高い。首都圏の新規感染者数の内訳は、ソウル480人、京畿460人、仁川(インチョン)90人。非首都圏の新規感染者数は298人(22.4%)で、内訳は忠清北道67人、慶尚北道50人、大邱(テグ)42人、忠清南道38人、釜山(プサン)22人など。残りの非首都圏の各地域の新規感染者数は20人を下回っている。
コロナと診断された人の数は、全国的に3週間連続で減少傾向にある。同じ時間の感染者数は、3週間前の先月24日には2221人だったが、8日には1478人となった。秋夕(チュソク、陰暦8月15日の節句)連休直後の9月25日には3242人となったものの、10月に入ってからは2000人台を下回った。コロナワクチン予防接種の完了率は、9月12日が39%、10月1日が50.1%、10月15日が62.5%と上昇している。
防対本は「コロナの国内発生は3週にわたって減少傾向を保っている。こうした現象は、秋夕連休以降の防疫管理の強化とワクチン接種完了率の大幅な上昇によるものだ。ただし紅葉シーズンの旅行客増加など、活動増加によって流行が深刻化する可能性があるため、注意を呼びかける」と発表した。