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菅首相「文大統領が訪日すれば、外交上丁寧に対応することは当然のこと」

登録:2021-07-09 05:40 修正:2021-07-09 08:40
日本の菅義偉首相が今月8日、東京で新型コロナの感染拡大が急速に進んでいることを受け、「緊急事態宣言」の再発令に関する記者会見を行っている=東京/AP・聯合ニュース

 日本の菅義偉首相が、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が訪日する場合は、「外交上、丁寧に対応することは当然のことだ」と述べた。

  菅首相は8日午後、東京で開かれた記者会見で、東京五輪を機に文大統領が訪日したる場合に「(韓日)首脳会談を行う意向はあるか、あるならば前提条件をつけるか」という質問に対し、このように答えた。首脳会談をするかどうかについては即答しなかった。菅首相は同日、新型コロナの急速な感染拡大を受け、12日から来月22日まで東京に緊急事態宣言を再発令すると発表した後、夕方にこれに関する記者会見を開いた。

 菅首相は「現在の日韓関係というのは、まさに旧朝鮮半島出身の労働者(強制動員被害者)あるいは慰安婦(被害者)問題などによって、非常に厳しい状況にあると思っている。日韓両国のこうした懸案を解決するためには、やはり韓国が責任を持って対応していくことが重要だと思う」と述べ、従来の日本の主張を繰り返した。さらに「ただ、(文大統領が)そのうえで訪日される場合は外交上、丁寧に対応するということは、ここは当然のことだと認識している」と述べた。

 最近、日本のメディアは、韓国政府が文大統領の訪日意思を伝え、菅首相が昨年9月の就任後初の韓日対面首脳会談を行う意向があると相次いで報じた。

 これに先立ち今月7日、大統領府の主要関係者は「韓日首脳会談とその成果が予見されるなら、訪日を検討できるという立場」だと明らかにした。

 一方、菅首相は同日の記者会見で、緊急事態の期間中に開催される東京五輪の意義について、「世界で40億人の人がテレビでこの五輪・パラリンピックを視聴すると言われている」としたうえで、「新型コロナのなかでの安心安全な大会の実現。まさに人類が困難に直面する中にあって、今だからこそ世界が一つになれる。力を合わせてこの難局を乗り越えていく。こういったことをやはり世界に発信するいい機会だと思う」と述べた。

チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1002808.html韓国語原文入力:2021-07-09 02:39
訳H.J

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