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韓国、新型コロナ後「世界10大経済国」に進入

登録:2021-04-21 21:08 修正:2021-04-22 09:17
IMFのロゴ//ハンギョレ新聞社

 昨年、韓国が名目国内総生産(GDP)規模で世界10位に上がった。新型コロナの影響で世界経済が後退した中、その影響が相対的に少なく、2019年の12位から2段階上がった。

 21日、国際通貨基金(IMF)の世界経済展望によれば、韓国の昨年の名目GDPは1兆6309億ドルで、前年の1兆6467億ドルに比べ158億ドル(-1.0%)減った。だが、他の国々が新型コロナの被害がさらに莫大だったためにGDPも大きく減少し、韓国の順位は10位に上がった。

 新型コロナは世界経済規模の順位にも影響を及ぼした。新型コロナ発生以前の2019年、ブラジル(1兆8771億ドル)、ロシア(1兆6893億ドル)は韓国より上位の9位と11位だった。昨年は新型コロナなどの影響でそれぞれ1兆4341億ドル、1兆4736億ドルで、10%以上GDPが減り、韓国を下回った。ブラジルは9位から12位に3段階下がり、11位だったロシアにも抜かれた。ブラジルとロシアの昨年の経済成長率は、それぞれ-4.1%、-3.1%だった。

IMFが見通した名目GDP基準世界10位 (単位:10億ドル)資料:IMF//ハンギョレ新聞社

 韓国より上位の国々では、米国(20兆9326億ドル)、中国(14兆7228億ドル)、日本(5兆487億ドル)、ドイツ(3兆8030億ドル)の“ビッグ4”をはじめ、英国(2兆7110億ドル)、インド(2兆7088億ドル)、フランス(2兆5989億ドル)、イタリア(1兆8849億ドル)、カナダ(1兆6434億ドル)と続く。このうちインドは、2019年の2兆8705億ドルから昨年は2兆7088億ドルに後退し、英国に5位を渡した。

 また、一度覆った順位は容易に変化しないだろうと予想された。IMFは、2026年まで韓国が10位を維持するなど、10位圏内で一部の変化はあるが、離脱または進入する国はないものと見通した。今年韓国は1兆8067億ドルで2019年の水準以上を達成すると予想され、2024年には2兆529億ドルとなり2兆ドル規模に成長し、2026年には2兆2207億ドルとなり継続的に10位を維持すると予想されている。

イ・ジョンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/991995.html韓国語原文入力:2021-04-21 16:16
訳J.S

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