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文在寅大統領が2月4日、ジョー・バイデン米大統領と初の首脳電話会談を行なっている＝大統領府提供//ハンギョレ新聞社

　文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、今年1月に就任したジョー・バイデン米大統領が、6月の主要7カ国(G7)首脳会議前に初の首脳会談をする案について両国が緊密に協議中であることが2日分かった。

　与党の主要な関係者はこの日、本紙との通話で「文大統領とバイデン大統領が(2月に)初の電話会談をした時に首脳会談の話があったため、外交チャンネルを通じて韓米首脳会談に関する協議を継続的に推進してきた」と話した。与党の別の関係者も「(3月に訪韓した)ブリンケン米国務長官に韓米首脳会談を早期に行おうと要請し、米国側も協議しようと答えた」と伝えた。これに先立ち、バイデン大統領は2月4日、文大統領との初の電話会談で「互いに目を合わせて対話する会談」の重要性を強調し「必ず直接会って協議できることを期待する」と述べた。

　現在、韓米日安保室長協議のためワシントンDCを訪問中のソ・フン大統領府国家安保室長が、ジェイク・サリバン大統領補佐官（国家安全保障担当）と別途韓米安保室長協議を行なっているので、その席で首脳会談に関して進展した議論があるものと見られる。

　当初、韓米の首脳は6月11～13日に英国で開かれるＧ7首脳会議で初の対面をするだろうとの観測が流れたが、二国間の具体的な協議が進んでいる雰囲気からみて、早ければ4月末または5月中に首脳会談がなされる可能性がある。まず16日に米国を訪問する菅義偉首相とバイデン大統領が首脳会談を行うため、韓米首脳会談も早ければその直後の4月末に開くことがありうる。だが、22～23日にはバイデン大統領の招請で文大統領を含む40カ国の首脳がオンラインで気候首脳会議を開くスケジュールなどを考慮すれば、韓米首脳会談が5月になる可能性もある。両首脳の初の会談は、文大統領が米国を訪問する形式になるとみられる。