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文在寅大統領「いつでも、どこでも、非対面方式でも北朝鮮と対話する用意」

登録:2021-01-12 06:04 修正:2021-01-12 06:53
文在寅大統領が11日、大統領府本館で新年の辞を述べている/大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が11日、新年の辞で「止まっている朝米対話と南北対話で、大転換に向けた最後の努力を傾ける」と述べた。米国のジョー・バイデン政権発足(20日)に合わせて、再び朝鮮半島の対話局面づくりに最善を尽くすという覚悟を示したものと見られる。

 文大統領はまた、北朝鮮に対し「新型コロナウイルスに対応する“共生と平和”の扉が開くことを希望する」としたうえで、「『北東アジア防疫・保健協力体』、『韓-ASEAN包括的保健医療協力』をはじめとする地域の対話に南北が協力できることを望む」と提案した。新型コロナの感染拡大に対する防疫協力と共同対応などを通じて、南北間接触を広げていこうというメッセージと言える。文大統領はさらに「新型コロナ協力を家畜伝染病と自然災害など南北国民の安全と生存に直結する問題に対する協力へと拡大することもできるだろう」とし、「協力を拡大し続けることで、私たちは統一の道を一歩ずつ歩むことができる」と付け加えた。

 ただし、文大統領の防疫協力提案には、すでに北朝鮮が拒否感を示しており、実効性がどれだけあるかは疑問だ。金正恩(キム・ジョンウン)労働党総書記は最近、第8回労働党大会で「現在、南朝鮮当局は防疫協力や人道主義的協力、個別観光といった非本質的な問題を取り上げ、北南関係の改善に関心があるような印象を与えている」と述べた。

 また、文大統領は今回の新年の辞で「朝鮮半島平和プロセスの核心動力は対話と共存に向けた協力」だとし、「いつでも、どこでも会い、非常面の方式でも対話できるという私たちの意志に変わりはない」とし、南北対話再開への意志を明らかにした。また「これまで南北が共に進めてきたすべての合意、特に『戦争を容認しない』、『相互の安全を保証する』、『共同繁栄を目指す』という3大原則を共同履行する中で、国際社会の支持を引き出せば、朝鮮半島を超え東アジア地域を中心とした『平和・安保・生命共同体』の扉が開かれるだろう」と述べた。

 文大統領は朝鮮半島の非核化も強調した。文大統領は「今年は南北が国連に同時加盟して30年になる年」としたうえで、「朝鮮半島の平和と繁栄が国際社会にも役立つことを、南北は手を取り合って共に証明しなければならない。戦争と核兵器のない平和な朝鮮半島こそが、民族と子孫に残すべき私たちの義務だ」と述べた。

パク・ビョンス先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/978317.html韓国語原文入力:2021-01-1202:47
訳H.J

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