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WHO「新型コロナの空気感染の可能性示す証拠認める」

登録:2020-07-09 04:11 修正:2020-07-09 07:02
今月8日午前、光州東区大義洞の考試塾密集街で防疫車が消毒薬を散布している。近くにある光州考試塾では最近、多数の受講生が新型コロナに感染したことが確認された//ハンギョレ新聞社

 世界保健機関(WHO)が7日(現地時間)、空気を通じた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染の可能性を示す証拠があることを認めると発表した。韓国防疫当局は、空気中に漂う小さな飛沫による感染を予防するためには、頻繁に換気し、密閉された空間への訪問を控えることが重要だと強調した。

 WHOのベネデッタ・アレグランチ感染予防統制局長は、この日開かれた画像メディアブリーフィングで「まだ確定的なものではない」としながらも「公共の場所、特に混雑して換気の悪い環境での空気感染の可能性は排除できない」と述べたと、ロイター通信などが報道した。WHOのこのような立場表明は、世界32カ国の科学者239人が前日送った公開書簡で、「空気中に漂う新型コロナウイルスが人体への感染を誘発する恐れがある」とし、予防守則の修正を求めた後に出たものだ。これまでWHOは、新型コロナウイルスの主な拡散経路は呼吸器から出る大きな飛沫だと主張してきた。

 咳をしたり鼻をかんだりすると、様々な大きさの飛沫が空気中に広がる。このうち5~10マイクロメートル(100万分の1メートル)より大きい飛沫は1~2メートル以内に落ちるが、これより小さい飛沫は空気中に漂うこともある。このように小さな飛沫をエアロゾルという。WHOがエアロゾルによる感染を認めれば、1~3メートル距離の維持を呼び掛ける予防指針も変更を迫られる。

 これに対しチョン・ウンギョン中央防疫対策本部長は8日、頻繁な換気と密閉された空間への訪問の最小化、マスクの着用など従来の生活防疫規則が「依然として有効で重要だ」と述べた。チョン本部長は「換気ができない密閉された空間に人々が密集し、マスク着用なしに密接接触をする場所では、大きな飛沫だけでなく小さな飛沫が狭い空間に長時間滞留し、呼吸器を通じて伝わる危険がある」とし「(科学者239人の)書簡も十分で効果的な換気と公共交通や公共建物の過密防止を(空気感染を避けるために)取るべき措置として要請しており、(国内の防疫守則と)変わらない」と説明した。

 一方、ソウル大学保健大学院のユ・ミョンスン教授チームが先月26~29日、全国の成人男女1000人を対象に行った調査で、回答者の86%がマスクを着用しており、66.3%が咳エチケットを守っていると答えた。周期的な消毒・換気を行っている人は38.9%にとどまった。一日でマスクをつけずに会話を交わした人は平均3.73人だった。

チェ・ハヤン記者、シン・ギソプ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/health/952840.html韓国語原文入力:2020-07-08 21:23
訳H.J

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