韓国政府が13日から、国産の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬とワクチン開発を支援する「汎政府支援団」を構成し、稼動する。
ユン・ジェグァン大統領府副報道官は12日、「政府はCOVID-19治療薬とワクチン開発が早期に成功できるよう集中的に支援するため、政府支援団を構成し、今週から本格的に稼動する」とし、「政府支援団は民間の専門家も加え、保健福祉部と科学技術情報通信部を中心に、企画財政部、産業部、中小ベンチャー企業部、食品医薬品安全処、疾病管理本部など関係省庁の長官・次官級で構成する予定だ」と発表した。また「支援団は治療薬とクチン開発状況を総合点検し、迅速な意思決定システムを構築し、規制など現場の問題を迅速に発掘、解消する」と述べた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、京畿道城南市(ソンナムシ)の韓国パスツール研究所で開かれた「COVID-19治療薬・ワクチンの開発に向けた産学研及び病院合同会議」で、「COVID-19の治療薬とワクチンの開発を最後まで成し遂げてほしい」とし、開発に使った費用は政府が100%補償すると約束した。
一方、大統領府はCOVID-19への対応策を議論するASEANプラス3(韓中日)テレビ首脳会議が14日午後4時から開かれると発表した。大統領府の関係者は「文大統領はCOVID-19への対応における域内協力の重要性を強調し、安全な環境を構築するための保健協力強化案を提案する」とし、「経済分野の否定的な影響を最小限に止めるため、企業家などの移動を保障すべきという点を強調する予定だ」と述べた。