米空軍の高高度無人偵察機「グローバルホーク」が朝鮮半島上空を飛行した。先月末から米国の偵察機が朝鮮半島上空を飛ぶ姿が数回捉えられたが、グローバルホークの場合は異例のことだ。
11日、民間航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」(Aircraft Spots)はツイッターを通じて、同日午前9時30分頃、米空軍のRQ-4グローバルホーク(AE5415)が朝鮮半島上空の5万2000フィート(15.8496キロメートル)で飛行した事実を公開した。グローバルホークは地上20キロメートル上空で、レーダーと赤外線探知装備などを通じて地上0.3メートルの物体まで識別可能な無人偵察機で、作戦半径が3000キロメートルに達する最先端兵器だ。
今回のグローバルホークの朝鮮半島飛行は今月7日、北朝鮮が東倉里(トンチャンニ)西海衛星発射場で、ミサイルのエンジン燃焼実験と推定される「極めて重大な試験」を行ったと発表した以降、追加の軍事行為がある可能性に備え、北朝鮮に対する監視、偵察を強化するためのものとみられる。北朝鮮は朝米核交渉と関連し、米国に対し年末までに従来の態度を改めることを求めており、さもなければ新たな道に進むと予告した。
最近、米空軍はほぼ毎日のように地上監視偵察機E-8C「ジョイント・スターズ」をはじめ、RC-135W「リベット・ジョイント」やRC-135U「コンバット・セント」、U-2S「ドラゴン・レディー」、EP-3E偵察機などを動員し、朝鮮半島上空で作戦を遂行している。先月末から朝鮮半島上空で米軍偵察機の飛行が捉えられ始めたが、これらの偵察機は今月に入ってからは週末を除いて毎日のように朝鮮半島上空を飛行している。